あなたが浪人してはいけない理由

浪人 デメリット

大学受験に失敗して浪人を選択しようとしているそこのあなた!

1年といえど浪人にはかなりのリスクと損失の可能性が高いことを御存知ですか?浪人するくらいなら、専門学校や第1志望ではなくとも大学に進学したほうが、長い目で見ればメリットは多いのです。今回は、浪人するとどのようなデメリットがあるのかをまとめてみました。

1.時間がかかる ~1年間勉強漬けの毎日になります~

浪人 デメリット

高校を卒業して、大学生か専門学校生になれなかった場合には就職した場合を除いてほぼ何らかの形で毎日勉強をすることが求められます。それも1年間毎日、土日もありません。休憩の時間はあるでしょうが、常に何らかの形で自分は浪人しているということを強く意識する機会が多くあります。そうでなくとも、常に高校で受けていた授業以上の時間を拘束され、その上で出される宿題をこなしさらに自分が不足していると思われる部分の勉強を自発的にやっていかなくてはなりません。よほど行きたい大学があったり、学部があったりする場合を除いて基本的には浪人はしないほうが無難です。日本社会における企業では、浪人した人よりも現役で進学し22歳で卒業した人を新卒として採用する傾向が強いです。したがって、浪人すると何か特殊な能力や事情を抱えていない限り、ただ単に年齢を重ねただけということになり、就活では非常に不利になります。勘違いする人が多いですが、「浪人して一年間勉強を頑張った」というのは特殊な能力でも特別な事情でもありません。失敗したから親に頭を下げてやり直しをさせてもらった、ただそれだけのことです。

2.お金もかかる ~予備校は非常に高額の授業料が取られます

浪人 デメリット

あなたの両親が大抵の場合は授業料を出してくれると思いますが、自費で通う場合にはかなりのお金が必要になります。どの予備校を選択するかによって授業料は変わってきますが、安いものでも約20万程、高いものですと約50万程かかる場合もあり、これに各季節の特別な講習(夏季講習、冬期講習など)の費用を計算にいれるとその費用はとても高くなってしまいます。浪人にかかる費用は1年で100万から200万程とも言われています。自費で捻出する場合はアルバイトをせねばならず、勉強とアルバイトの両立という大学生以上に厳しい環境に置かれてしまいます。

3.リスクもある ~勉強して必ず成果があるかどうかは不確定です~

浪人 デメリット

これは、何も浪人に限った事ではありませんがどんなに一生懸命勉強したとしても、その結果として希望する大学に入れるかどうかはわからない、という点です。努力は報われるという言葉はありますが、実際には努力はすれば報われる可能性は高まるものの100%ではありません。そもそも現役の時に努力できなかった人間が浪人生になったからと言って急に努力できるわけではありません。大学に合格できなかったということは、あなたがその大学の格に合わなかったということ。根本から考えを改めて、その大学にふさわしい人間にならない限りあなたは第一志望の大学に入学することはできません。もう一度不合格になるというリスクを受け入れる覚悟がない場合には浪人をしないほうが無難な選択となります。

4.生涯年収にも影響がある ~働ける年数が減り、昇進の機会を逃すことも~

浪人 デメリット

これは、特に企業よりも公務員などに良く見られる傾向ですが、働くことができる年数が浪人したり留年した年数だけ短くなるということです。これがどのような影響を及ぼすか、というと特に公務員において影響が見られます。公務員は、理想的な出世モデルがほぼ決まっておりそのレールに乗れるかどうかで昇進できるか、できないかが決まります。これは、基本的にそつなくやってこれた人物が昇進できるようになっているために、浪人したり留年したり、といった理由で年齢が高い人物はそれだけで昇進に不利になるようにできているのです。また、1年違うだけでもボーナスや月給、及び昇進の関係で年間にすると一千万円以上損する可能性もあります。

長い目でみると、多くのデメリットが存在します

浪人生活を続けている間は、学業以外にも生活費用が必要であったり、息抜きを本気で楽しむことができなくなったりすることがほとんどです。その過程で、たとえどれだけ努力しても望む結果を手に入れることができなかったりと散々な結果になってしまうことがほとんどです。人生は長いのですから、ある程度の地点で妥協してその先を努力して開拓していくことのほうが、長期的な視点でみれば大きなプラスになります。よほどの覚悟と大義名分ない限り、浪人はしないほうがいいでしょう。

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