吉祥寺にあるおしゃれなお店
皆さん紅茶はお好きですか?11月1日(木)は紅茶の日だったそうで、昔はハイカラなものとして扱われていた紅茶も、今では当たり前のようにご家庭にあると思います。
筆者は無類の紅茶好きで、特に好きなのが紅茶屋「Gclef」さんの紅茶です。吉祥寺と阿佐ヶ谷・目白に店舗を構えるこのお店、もしかしたら知っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそちらの「Gclef」さんの店舗へ突撃インタビューをしてきました!
お店についての詳しい情報から紅茶の美味しい飲み方まで様々な事を伺ってきたので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
インタビュー開始
筆者(以下筆):そもそもGclefという名前の由来はなんですか?
店長さん(以下店):Gclefというのは、ドイツの音楽用語で「ト音記号」という意味です。音楽好きの方へのプレゼントにも喜んでいただけますね。
筆:創業年は何年ですか?
店:1996年11月23日です。(取材当時から)もうすぐで22周年になります。11月1日が紅茶の日という事で、紅茶月として11月になりました。
筆:紅茶の日というものがあるんですね。やはりその付近はお客さんが増えるのですか?
店:そうですね、Gclefではそこに合わせてセールを行ったりもするのでそれを見ていらっしゃるお客様も多いですし、紅茶好きの方は紅茶の日だから良いお茶が飲みたいなという事でお越しになる方もいらっしゃいます。
筆:ありがとうございます。お店のこだわりはどんな事がありますか?
店:作品としての価値というのをとても大切にしています。茶液の美味しさだとか香りや葉っぱの状態の良さなど全部含めて、品物として作品として鑑賞する価値のあるようなものという事を大事にしています。またオーナーがバイヤーを兼任でやっておりまして、このお茶がどんな魅力があるのか、どんなところにこのお茶の価値があってどこを見るのが一番楽しいのかが伝わるようにオーナーが短いキャッチフレーズを書いて商品の傍にポップとして置いております。
筆:そうなんですね。こちらのポップ、簡潔なのにどんなお茶なのかが分かりやすくて、スゴいなといつも見ていたんです。
店:そうですね、当店のお茶はパッケージがどれもほぼ同じで、お茶の名前も農園の名前とか土地の名前とか横文字なので、商品の外見だけ見てもどんなお茶なのかよく分かりにくいんですよね。ポップなどを手掛かりに私共にお話させていただければ、それぞれどんなお茶がおいてあるかが分かり、お客様のお好みのお茶が見つかるのではないかなと思います。
筆:なるほど。そういったものを使う事で、お客さんに勧める際の工夫がされているのですね。他にはお客さんに勧める際のこだわりなどありますか?
店:そうですね。「このお茶を探しに来ました」と言う方もいらっしゃいますし、そうではなくて「なんとなくいいお茶が飲みたいな」という方もいらっしゃるんですね。
なのでお客様によってお勧めの仕方が違うのですが、例えば「ミルクティに合うお茶が欲しいな」と思っていらしてくださったお客様がいらっしゃったとしますよね。ミルクティに合うのって定番はアッサムなのですが、定番のアッサムの良いものはもちろんご紹介できますし、そうではなくて例えばダージリンでミルクティを作るなんて考えた事もなかったとか、中国茶でこんなに美味しいミルクティができるんだ!みたいに驚いたり喜んだりしていただけるように心掛けています。また普段はミルクティしか飲まないのでミルクティ用の茶葉を探しに来ましたと言う方にも「ストレートでこんなにいい香りのものがあるなら、これをストレートで飲みたいな」と思っていただけるように、ひとつこれが欲しいなと思っていらして下さった方にも、また一歩違った世界に踏み込んでいただける様なご提案が出来たら楽しい時間を過ごしていただけるんじゃないかなとか考えてご提案させて頂いています。
筆:なるほど、新たな発見が出来る本当に素敵な場所なんですね。ちなみに客層としてはどんな感じなのでしょうか?
店:もちろんお茶好きでお紅茶探しにいらっしゃいましたって方も多いですし、吉祥寺の街はウィンドウショッピングをしている方も多くていらっしゃるので、歩いてて何となく足を踏み入れて「あ、紅茶屋さんだったんだ」という方もいらっしゃいます。贈り物探しに来てくださる方とか、それこそ毎年農園もの・シーズンもののお紅茶お求めに来て いて、今年はどんなダージリン2ndフラッシュが入っているかなとかすごくお詳しい方もいらっしゃるので、本当に幅広くいろんな方がいらっしゃいますね。年代も様々で、若い方からご年配の方までいらっしゃいます。
筆:海外の方とかもいらっしゃることがありますよね?
店:そうですね、吉祥寺という土地柄、近くにジブリの美術館がありそれをお目当てに来る海外の方も多いので、美術館のお土産を持って帰りに寄って下さる方とかもいらっしゃいますね。今日本の紅茶もラインナップとして充実しているので、お土産に見て行かれる方も多いですね。
筆:和紅茶本当に美味しいですよね。Gclefさんの和紅茶大好きです。和紅茶もそうなんですが、Gclefさん来る度に店員さんが「どんなお茶がお好きですか?」「どんな飲み方がお好きですか?」と聞いてくださっていつも新しい茶葉をご紹介していただけるんですよね。人によってお勧めの仕方を変えて頂けるのは本当にGclefさんの魅力だと思うのですが、例えばストレートでダージリンを飲むのが好きですと言った場合ってどんな風にオススメして頂けるんでしょうか?
店:本当にその方次第なので、ダージリンのどんなところがお好きなのかとかどんな香りのものをお求めなのかとか、ストレートでもお菓子と召し上がるのかお紅茶だけで召し上がるのかなんかにもよったりするんですね。なので一概にストレートでダージリンがお 好きならこれ!という風にはなかなかできないんですね。敢えて選ぶとするなら、台湾のお茶「東方美人」ですとか日本のお紅茶でも香りがしっかりしたもので選んだりだとかはできるので、その都度探させていただくような形にはなりますね。
筆:本当にいろんなところで拘ってらっしゃるんですね。
お紅茶を頂きました
Gclefさんでは紅茶を購入する際にご自分に合った紅茶を見つけるため「テイスティング」をさせていただけるのですが、今回は特別にいくつかのお紅茶をテイスティングさせていただきました!
ダージリン、アッサム、和紅茶、中国茶とどれも違った味わいでとても楽しめました。Gclefさんではゾーンごとにお茶が分けられていて、中でもダージリンの棚が非常に大きく本当にたくさんの種類のダージリンが置かれていて壮観です。また続いて多く目に入るのがアッサムで、こちらも非常にたくさんの種類があります。他にも和紅茶・中国茶やニルギリ・ディンブラなどの紅茶葉も置いてあり、紅茶好きにはたまらない空間です。
他にもプリザーブ(ジャム)や茶器類も置いてあり、ここに行くだけでお茶を楽しむ準備が全てできてしまうのです。今まで紅茶にあまり興味がなかった方も、ぜひ一度足を運んでみませんか?
いかがでしたか?
紅茶専門店という数は多くない店種の中で、いかに「Gclef」さんが紅茶にこだわりを持っていらっしゃるのかが伝わったかと思います。紅茶と一括りにしても様々な種類があり、また飲み方一つで味わいも変わるというのが紅茶の面白い所ですね。
今回この記事を読んで気になったよ!という方は、ぜひ一度足を運んでみてください!きっと気に入るお茶があるはずです。
「TEA MARKET Gclef」公式HP→http://www.gclef.co.jp/index.php?set=1