おうち時間を有意義に!今だから読みたい、大学生におすすめの本

2020年の1月から再び緊急事態宣言が発令され、自粛期間が戻ってきました。大学生の中には、おうち時間を持て余している人もいるかもしれませんね。

有意義なおうち時間を過ごすなら、読書に時間をかけてみませんか?読書は社会で成功した人の考え方や、新しい思考を取り入れるための一番簡単な方法。

今回はおうち時間を有効活用するためにおすすめの大学生向けの本を紹介します。

1. 自己啓発・ビジネス系

まずは自己啓発やビジネス本を紹介します。世界的なベストセラーとなった名著や、これから社会で働くうえで知っておきたいことを記載している本を選出しました。

・LIFE SHIFT(ライフシフト) リング・グラットン、アンドリュー・スコット

「LIFE SHIFT」は、人類の平均寿命が100歳になることを前提とした社会で、どう生き抜くかをテーマにしたビジネス本です。これまでの日本人の平均寿命は80歳ほどでしたが、医療が発達し、今後は100歳前後になるといわれています。

そんな中で、これまでどおり60歳の定年を迎えて会社を引退して大丈夫なのでしょうか? 100歳まで生きたときに自分の財産がどれくらい残っているのか、心配になりませんか。また人類の大半が100歳まで生きる場合、社会はどのように変化していくのかも気になるところです。

「LIFE SHIFT」では「人生100年時代」の生き方や、お金の話、仕事の話についてどうあるべきかを詳しく取り上げています。未来に対して漠然とした不安を抱えている人や、人生についての本を読みたい人におすすめの良書です。

・7つの習慣 スティーヴン・R・コヴィー

「7つの習慣」は、社会的に成功した人々のライフスタイルや仕事の仕方を分析し、そこからわかった法則を紹介しているビジネス書です。人生を悔いなく生きるための思考法や、限られた時間をどのように活用していくべきか、人生の根本となる考え方が事細かに書かれています。

さらに「7つの習慣」は、グローバルで3,000万部以上の売り上げを記録した大ベストセラーです。数々の成功者が読んできたビジネス書なので、一度は手に取ることをおすすめします。本書で紹介されている習慣は、実行する順番があります。

本に書かれているとおりに進めてゆけば、自分の人生が少しずつ好転していくでしょう。人生の在り方や、日々の過ごし方について見直したい人は、ぜひおうち時間に7つの習慣を読んでみてください。

・人を動かす D・カーネギー

人を動かすは、哲学者のD・カーネギー氏が書いた、あらゆる場面で他人をどう動かせばいいかを記した本です。「相手にこうしてほしい」と思っていても、なかなか上手くいかないことがあると思います。

大半の人間の悩みは人間関係であり、そうした悩みを解決するのが「人を動かす」です。本書に書かれたノウハウを使えば、自分も相手も不快にならずにいい方向に進めるようになります。中にはハッとさせられるような、新しい気づきを得られるノウハウもありますよ。

人との付き合い方に悩んでいる人や、人間関係の悩みを解消したい人におすすめです。

・自分の時間を取り戻そう ちきりん

「自分の時間を取り戻そう」は、社会はブロガーのちきりん氏が出版しているビジネス本です。現代社会で忙しく働く4人の社会人に焦点をあてて、どのように自分の時間を取り戻すべきかという解決策を提示しています。

これまでの日本では、残業=まじめに働いているというイメージがありました。しかし、今後のグローバル社会で生き残るためには、残業をせずにどれだけ仕事を効率化できるかがカギになります。

「自分の時間を取り戻そう」では、効率化についても詳しく述べており、今後社会人がどのように働くべきか、日々を過ごすべきかをわかりやすく教えてくれます。

変化している社会の中で、新しい考えを取り入れながら日々を過ごしたい人におすすめです。

2. 大学生のときに読んでおきたい本

前半では、ベストセラーになった名著や一度は読んでおきたいビジネス本を中心に取り上げました。後半では、大学生の今だからこそおすすめしたい小説や自己啓発本を紹介していきます。

・何者 朝井リョウ

「何者」は、就活をはじめた大学生と、その周辺の男女6人に焦点をあてた朝井リョウ氏の小説です。すぐに大手企業の内定がもらえる人、優秀に見えてまったく内定がもらえない人、自分を見つめたいからと就活しない人。就活するうえでの状況は人それぞれです。何者では、そんな大学生がもがき苦しむ様子と、お互いに対しての心の内が垣間見え、ページをめくる手が止まらなくなります。

就活が始まると、自分のことだけでなく周りの状況も気になるでしょう。そんな中で、友達との人間関係に悩むことがあるかもしれません。

大学生だからこそ感じられる葛藤や、友達に対する本音に苦しむときは「何者」を手に取ってみてください。

・20代にしておきたい17のこと 本田健

「20代にしておきたい17のこと」は、文字通り20代のときにやっておくべきことを一つずつ丁寧に紹介した自己啓発本です。著者の本田健氏は、人生や幸せに生きるための方法を綴った本を多数出版しています。

年を重ねるにつれて、ライフステージはそれぞれ違います。20代の学生は恋愛を楽しんだり、どんな仕事をするか迷ったり、社会人としての準備を進めたりする時期といえます。そんなときに何をやっておけば人生がうまくいくのか。その解決策が本書には書かれているのです。

自分の時間を無駄にしたくないと思っている人は、ぜひ手に取ってみてください。

・なぜ日本の大学生は、世界で一番勉強しないのか? 辻太一朗

このタイトルを見てぎくっとした人もいるかもしれません。本書は、日本の大学生と他国の大学生を比べて、日本の学生の勉強量が少ない原因について考察しています。日本では、高校のときに受験勉強をして、大学に受かったら勉強しなくなる人が多いといわれています。

しかし、一方で海外の学生は一日中勉強し、研鑽を重ねているのです。それは教授、学生、就活の3つの軸が関係していると本書では述べています。

貴重な大学での時間を有効に使い、他の人よりも頭一つ抜けたいと思っている人におすすめです。

まとめ:おうち時間は読書して有意義に過ごそう

大学生におすすめのビジネス・自己啓発本や、大学生のうちに読んでおきたい本を紹介しました。

本記事で紹介した本は、いずれも名著といわれており、ベストセラーになったものも多くあります。本の内容から新しい学びを得られることもあるでしょう。読書は、成功体験や優秀な人の考え方を学べる一番簡単な方法です。

おうち時間をどう過ごすか悩んでいる人は、ぜひ本を手に取って有意義な時間を過ごしてください。