目次
引きこもりがちな大学生でも出来るスポーツって?
大学生の皆さんはどのようにして毎日を過ごしていますか?サークルに加入し活動を楽しんでいますか?それとも勉強やアルバイト、飲み会などに明け暮れていますか?
大半の方は大学卒業後は社会人として働くことになるでしょう。そのため大学生の今という時間は、社会人になる前に自分のやりたいことが何の気兼ねもなく出来る最後の時間かもしれません。
自分の時間を自宅で過ごしている方も多いかと思いますが、社交的な方や体を動かすことが好きな方は家にいるのではなく友人と遊びに行ったりスポーツをしたりすることが多いですよね。その一方で、人と話をすることや体を動かすことが得意ではない方も多くいます。
しかし「体を動かすことが嫌いなわけではなく、時にはスポーツがしたいが人の目が気になってしまう」という方もいるのではないでしょうか。そんな方にオススメしたいスポーツは、誰にも気兼ねをすることなく自宅で気軽に出来る「e-sports」です!
そもそもe-Sports(イースポーツ)を知っていますか?

e-sportsは「エレクトロニック・スポーツ」の略称で「電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉」であり、コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。
「e-sports」は一般的にイメージするようなスポーツのように、参加者と観戦者が存在します。
インターネットを経由して参加する方法もあれば、ローカルエリアネットワーク(LAN)上から参加する方法もあります。
「e-Sports」の始まりと、日本の「e-Sports」
1980年代 |
コンピューターゲームが誕生 |
1990年代 |
日本中で格闘ゲームが流行し、 欧米ではゲームプレイヤーのプロ化が始まる。 →インターネットの普及化により、ゲームのスポーツ化が加速 |
2000年代 |
「e-sports」という単語が使われ始める |
1980年代に誕生してから現在(2017年12月)まで、とても速いスピードで「e-sports」が広がってきていることが分かります。
また、現在(2017年12月)日本国内にある「e-sports」の種目は
- FPS
- MOBA
- RTS
- 格闘ゲーム
- スポーツ
- モバイル
- パズル
- オンラインカード
以上の8つの部門です。(一般社団法人 日本eスポーツ協会 HPより引用)
日本の「e-sports」のこれからは!?
日本国内では、2017年12月に
- 一般社団法人 日本eスポーツ協会( JeSPA)
- 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
- 一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)
- 一般社団法人 e‐sports 促進機構
- 一般社団法人日本 e スポーツ連盟(JeSF)
の 5 団体が一致団結して日本における「e-sports」3団体の統合・新設などを行い、「 e-sports」の普及や発展を目標に掲げた取り組みを行うことを発表しました。
上記に伴い、2018年2月に行われる「闘会議」にてプロライセ ンス発行の第1号となる「e-sports競技大会」が開催される予定です。プロライセンス発行予定のタイトルは、
- ウイニングイレブン 2018
- ストリートファイターV アーケードエディション
- 鉄拳7
- パズル&ドラゴンズ
- モンスターストライク
以上の5つです。(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 HPより引用)
日本国内でも「e-sports」のプロ化に力を入れ始め「e-sports」のプロを目指す専門学校が登場するなど、今後ますます発展する可能性がある業界と言えるでしょう。
「e-sports」を始めるに当たり必要なものって?

このような「e-sports」を体験してみたいという方もこれから増えていくかと思いますが、「e-sports」をやるにあたって必要なパソコンはどんなパソコンでもいいという訳ではありません。
ソフトに対応が可能なスペックを持ったパソコンとOS(プログラム)が必要になります。いわゆるゲーミングPCというパソコンです。
例えば、上記の大会のタイトル中でパソコンを使用する「ストリートファイターV アーケードエディション」の動作環境を例に挙げます。
必須 |
推奨 |
備考 |
|
OS |
Windows 7(64bit) |
Windows 7, 8, 8.1, 10(64bit) |
|
CPU |
Intel Core i3-4160 3.60GHz 以上 |
Intel Core i5-4690K 3.50GHz 以上 |
|
メモリ |
6GB RAM |
8GB RAM |
|
HDD空き容量 |
30GB以上 |
× |
|
モニタ |
640×480以上/60Hz |
1920×1080以上/60Hz |
※60Hz以外のリフレッシュレートでは、正常に動作しない場合があります。 |
筆者は推奨環境以上のパソコンを使用することをオススメします。
現実世界とゲームの世界の融合と楽しさ

「e-sports」を実際にやってみるとどうなのか、筆者の実体験を踏まえてお伝えします。
私は現実の世界でサッカーが趣味なので、上記の「ウイニングイレブン」も随分前から楽しんでいます。何が楽しいのかというと、ゲームであっても現実の世界と重なっている感覚がある点です。
さらに現実の世界でサッカーをすると自分の視界は限られますが、ゲームの世界だと個人の視界に加えてコート全体を俯瞰的に見ることが可能です。俯瞰的に見ることにより全体の動きを把握が可能なため、その点を踏まえて作戦を考え現実の世界に反映したフィードバックが出来ます。現実の世界とゲームの世界が干渉し合うことで、楽しさが倍増します。
また現実の世界では難しいプレイであってもゲームの中だと簡単にプレイが出来ます。この点は、実際の自分のスキルでは到底できないことが可能になる夢の世界です。
サッカーに限らす、あるときはプロの野球選手、ある時は屈強な格闘家に変身できるという点が「e-sports」の楽しさではないでしょうか。
最後に
お伝えしたように、近年日本でも急激に成長をしている「e-sports」は自宅にいながら「e-sports」に取り組む環境を構築することが出来、自分のスキル次第でプロとして活躍出来る土壌が少しずつ整ってきました。
これから「e-sports」の裾野が広がり限られた人達のみのものではなくなった時には、世間の目も変わり新しいスポーツとして見られるようになるでしょう。
このようなまだ新しい経験を大学生時代のうちに積んでおくというのも面白いことではないでしょうか。体を動かすことが苦手で運動部に入ることが出来なくても、新感覚のスポーツで地道に練習を重ね目標に向かい努力を重ねる経験は、運動部に負けないくらい自分の自信になり社会人になった際にも役に立つでしょう。
ゲームからスポーツへ。これからの世代はどんどん変わっていくかもしれませんね。