【新入社員必見】会社で褒められるプレゼンの仕方

プレゼン

はじめに

どんな会社に就職してもする機会のある、プレゼンテーション。しかし4月から、新入社員として会社で働く皆さんの中には、どう対策すればいいのか分からない人もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、そんなプレゼン初心者でも分かりやすく、褒められるプレゼンの作成の仕方について、説明していきます。

1.そもそもプレゼンの目的とは?

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一言で言うと、プレゼンを行う目的とは、プレゼンターが「課題」を発見し、聴衆にそれを気づかせ、聴衆の行動を変えることです。

例えば、筆者が顔色の悪い同期のAさんに、「最近睡眠不足じゃない? その仕事は本当に必要なの?」と問いかけたとします。筆者はこの問いかけを通じて、Aさんに「仕事内容を改善しなければ」と思わせ、改善させたいと考えています。次に「作業の効率化や、解決策」を提案し、Aさん自身に考えさせます。そして、解決策が果たして本当に「効果」があったのかAさんに確認し、効果の実感をさせます。こうして筆者はAさんの行動を変えることができたわけです。プレゼンも同じです。相手(聴衆)の行動をプレゼンという行為を通じて自分(プレゼンター)がコントロールする、聴衆の行動を変えるというわけです。

2.プレゼンのテーマを考えよう!

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テーマを考えること、これはプレゼンの中で一番大切な部分です。ユーザーに対してどのような「意思決定」をさせるのか、そのためにどんな話でプレゼンをしていくのか、ということです。

ユーザーのニーズに合わせたプレゼンをすることが一番のポイントです。

例えば、聴衆を主婦、プレゼンターを会社の販売促進部だとしてみましょう。主婦はネット通販したいと思っています。しかし、イマイチやり方がわからなくて、手を出せない状況があったとします。この場合、課題及びユーザーのニーズは、おしゃれで安価な洋服は欲しいが面倒なことはしたくない、ということになります。そんなユーザーのニーズに応えるために販売促進部は、おしゃれな洋服が手軽に買えることをアピールしなくてはなりません。そのために販売促進部がすべきこととして、購入手続きは出来るだけ簡単に、簡素にするということが挙げられます。こういった工夫をした結果、主婦が使いやすいと喜んでくれ、売り上げが○%上がった、HPが改善されたといった効果が現れます。販売促進部は適切に主婦の心をつかみ、見事、売上を伸ばせたわけです。

プレゼンも販売促進部の試みと同じです。効果を上げるためのステップとしては、以下の3つです。

  1. ユーザーのニーズを分析する

    何がネックなのか、何に不満があるのか、何が欲求なのか。
    ここを適切に捉えていないと、ユーザーの希望とずれたプレゼンになってしまいます。

  2. 改善、解決はユーザーのニーズに合わせる

     自分のイメージや考え方を軸にするのではありません。あくまでユーザーの考え方を軸にします。

  3. 他者と差別化する

     プレゼンは基本的に自分 対 ユーザーのやりとりです。しかし様々なタイミングでユーザーは常に何人ものプレゼンを受けた状態であると仮定して考えておきましょう。自分のプレゼンの「強み」と他者との差別化を意識しながらテーマを分析することが大切です。

3.プレゼンをやってみよう!

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プレゼンターが効果的なプレゼンをするためには2つのツールが必要です。「自分の言葉」と「資料・プロジェクター」です。

その1:自分の言葉

言葉を伝える場合、まずユーザーの耳をこちらに傾ける必要があります

例えば、あなたがとても家族を大切にしているとしましょう。ある日、会社の打ち合わせで、他社のAという社員に会いました。Aは話をしながらあなたの大切な家族を褒めたり、じっくりと話を聞いてくれたりします。最初はどうでもいいと思っていた人の話にもかかわらず、気づいたらあなたは彼の話を聞いています。

つまり、何も関係の無い人間の話は簡単には入ってこないのです。

それどころか見た目の印象で悪く取られたらずっと内容は聴衆の耳に入っていきません。

「自分の言葉」で注意したい、聴衆の注意を引きつける6つのコツ

  • 見た目をこぎれいにすること
  • 言葉のマナーに気をつけて、洗練された話方をするすること
  • 清潔感、信頼感ある立ち振る舞いをすること
  • 聞こえやすい話し方を心がけること
  • 常に笑顔で話すこと
  • 相手に好意ある話し方をすること

その2:資料・プロジェクター

資料、プロジェクター等はプレゼンターの言葉を補ってくれる大切なツールとなります。これらの最大の強みは画像が使えるということです。相手やプレゼン内容のイメージに合わせた配色で、相手の気持ちをプレゼンに引き込みましょう。

資料を100%生かすためにプレゼンターがすべきこととは、たとえ話が半分しか入ってこなくても資料を見ただけで話の7~8割は理解出来るようにしておくこと、資料の構成をユーザーのニーズに沿ったような形にして提案することです。

「資料・プロジェクター」で注意したい、5つの「ない」

  • 具体性がない
  • 細かい、複雑すぎて理解できない
  • 良い様に書きすぎて、内容に信憑性が感じられない
  • 具体性がない
  • 自己満足の資料にしない

終わりに

プレゼンを通してユーザーに意思決定してもらい、ユーザーの満足する内容を提供するという考え方が良いプレゼンを行うためには必要です。そのためには、ニーズの分析を細かく行う作業や、理解しやすい資料の作成などが必要になってくるのです。

決してうわべではなく、本質的な「提案したいという意識」を高めていくことが「褒められるプレゼン」に不可欠であると筆者は考えています。この記事を通じて、プレゼンに自信を持って4月に入社できるようになりましょう。

 

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