大学の授業をチョイ聞き!~中央大学Part1 商学部 経営戦略論編~

他大学の授業ってどんな感じなんだろう?

多くの大学生は疑問に思っているのではないのでしょうか?大学に入ってから様々な出会いがある中で他大学の友達も増えると思います。他大学とのコミュニティを広げていく中で「すまん、今週テスト。」「この授業は結構楽しかったよ。」「明日一限出席だ。」という会話を誰もが一度したことがあるのではないでしょうか。
そんな中で他大学の授業ってどんな感じなんだろう?と思う時があるはずです。

そんな疑問に少しでも答えることができたらと、今回は筆者の在籍している中央大学商学部の授業の中から最近刺激となった経営戦略論についてお伝えしたいと思います。大学生の方だけでなく、これから大学進学を考えている高校生、その親御さんにも読んでいただけたらと思います。

今回は経営戦略論!

中央大学一発目として経営戦略論について書いていきたいと思います。中央大学の経営戦略論は毎回各自でプリントを印刷して先生のパワーポイントを見ながら話を聞き、プリントの穴埋めをしていく形式で行われています。経営戦略論とは文字通り経営の戦略について考えていく授業です。

  • 企業がどんな領域で活動をするか
  • 企業はどのような強みを持つか
  • その領域と強みを用いてどのように戦略を実現するか

上記のことについて考えていきます。

授業では最初に外部環境の分析の仕方を様々な企業の事例を用いて考え、さらに企業の脅威や機会(チャンス)といったものについて考えていきます。
その次に企業の内部要因の分析を事例を用いて行い、企業の強みや弱みといったものについて深堀りしていきます。そこからSWOT分析を用いた形でどのようにして競争を勝ち抜いていくか、競争を勝ち抜いた後にそれをどう維持していくかということについて学んでいきます。

上記のように、中央大学の『経営戦略論』では、基礎的な戦略から基礎を応用した難しい戦略まで学べます!

ゲストスピーカーがたまに来る!

さらにこちらの授業では、ゲストスピーカーを招いて「どのようにして企業の戦略を立てて実践してきたのかと」いう生の声を聞かせていただく機会もあります。先日もゲストスピーカーの講義に出席させてもらう機会がありました。講義の前半部分では企業の創業から現在に至るまでをいくつかのステージに分けて、そのとき何を感じたかということについてを説明していただきました。

筆者が一番心に残っていることは創業期に感じたという「社員は家族ではない」という言葉と「会社は学校ではない」という言葉でした。
社員同士でつながりが深いと思っていても利益が生まれないと感じたら離れて行ってしまう人もいるし、パフォーマンスが悪い人に合わせていても会社がうまく回っていくわけではないというものでした。この言葉には社会のリアルさというものがにじみ出ていたと思います。

講義の後半部分ではその企業の経営の考え方や実践方法を事業の3要素などを用いた形で説明していただいた後に、海外進出の経験から学んだ日本と欧米の比較、職能制と職務制の比較というものについて説明していただきました。

また、海外の学生は就職前に中長期インターンで様々なスキルを学びながら自分がどの仕事に就きたいかを考えていたというお話も聞くことができました。日本でも最近では様々な中長期のインターンのマッチングサービスなどがリリースされていて、誰でも簡単に始めることができる環境になってきましたよね。

中長期インターンを始めてみたいけど、どうしたらいいか分からないという人はこのJobbyでも中長期インターンについて取り上げている記事がありますので、よろしければ参考にしていただければと思います。

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2017.06.10

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いかがでしたでしょうか?今回は、中央大学商学部経営学科の、『経営戦略論』の授業のありのままをお伝えさせて頂きました。今回の記事を読んでくださった高校生・大学生・親御さんに何か一つでも知っていただくことがあれば、非常に嬉しく思います。また機会があれば様々な授業について書かせていただければと思います。