【現役理科大生が語る!】 理科大のあるある5選

理科大生なら共感できる!みんなにも知ってほしい理科大事情。

東京理科大学、関東圏の人なら一度は聞いたことのある大学ではないでしょうか。
神楽坂、野田、葛飾、長万部の計4つのキャンパスで約20,000人の学生が日々勉学、研究に没頭しています。

近年では光触媒を発見した藤嶋学長(2018/2/2現在)が文化勲章を受章したことや、大村智先生が私大出身者で初のノーベル賞を受賞したことで話題を呼んでいます。

ここでは現役理科大生の視点から理科大生なら共感できる「あるある」を紹介していきます。
理科大に馴染みのない文系大学生の方、これから大学生デビューする方、是非理科大のことを知って下さい。もちろん理科大生の方は必見です。

1.単位の取得が難しい

「やばい単位落とした!」なんてことはどの大学に通う大学生も口癖になりがちですが、毎日血眼になって勉強しても単位を落とすそれが理科大です。

単位が取れない理由はずばり救済措置がないから。課題やレポートを提出していても落とします。しっかり授業に出席していても落とします。

レポート点を足して合格、出席点をあげて合格なんてことはほぼありません。逆に実験などは寝坊ですっぽかした瞬間に留年確定です(笑)
ほかにも追試がないなどの理由がありますが、これでも昔とは比べ物にならないくらい緩いと教授は仰っていました。

ただし、このような厳しい環境に置かれた学生たちは卒業時に自信を持って「大学で最も努力したことは勉強です」と言うことができ、それが企業に評価されて高い就職率に繋がっていることも事実です。

2.女子の比率が少ない

比較的学生数の多い理科大ですが、どこを見ても男ばかり。それもそのはず、理科大の女子は全体のおよそ23%ととにかく少ないのです。他大学と比較してみると、青山学院大学49%、立教大学52%、上智大学56%とその差は歴然。

また学部学科別でみると薬学部や生物系の学科では女子が特に多く、信じ難いことに男女比が逆転しているところもあるのです。つまり女子が固まっているため、他学科ではさらに女子が少ないのです。

ゆえにどんな女子大生でも、理科大生から見ればそれは女神です。理科大を志望している諸君、よく考えて学部学科を選ぶこと強くお勧めします(笑)

3.理科大の服装

以前電車で2人組の女性が「理科大生に声かけられたら終わりだよ」と本気で話しているところを実際に筆者は聞いて、傷ついたことがあります。このように世間では理科大生といえばダサい、モテないという印象があります。理系大学で女子も少ないことから、理科大生はあまり服装に気を遣わない傾向があるのでしょう。

そのセンスの無さには理科大生自身も気づいており、上智大学の浴衣デーをまねてチェックシャツデーという自虐イベントを作るレベルです。
またダメージジーンズやダメージニットを着て登校すると必ず周りに「服やぶれてるよ!」「どこかで引っ掻いたの?」と言われますので、理科大に行く際はお気をつけ下さい。

理科大ではオシャレをしている人が変な目で見られます(笑)逆に言えば、どんなラフな格好で教室に座っていても誰も気にしないのでその点は楽ですね。

4.休暇が短い

 

「祝日はやけに電車が空いているな、何でだろう?」

そんな会話をしている人を見かけたら、高い確率で彼は理科大生です。

「祝日は普通お休みなのですよ」と優しく教えてあげて下さい。

筆者は理科大に入学してから一度も祝日に休んだことがありません。祝日前には必ず「〇月〇日は祝日で休業日ですが、授業を実施します」と丁寧に連絡が来ます。あまりの徹底ぶりに理科大生も諦めており、祝日に授業があることに文句を言う人はほとんどいません。

また理科大は長期休暇も短いです。一般的に理科大の試験が開始してから1週間後に他大学の試験が始まり、他大学が長期休暇に入ってもまだ理科大生は試験期間です。もちろん授業が始まる時期も理科大が先です。

なので夏の風物詩である花火大会を理科大生は見れません。もし花火を見て炎色反応がどうこう言う人がいても、それは理科大生ではありませんのでご注意ください。

5.幻の北海道キャンパス

東京理科大学が北海道にあるわけがないと思うかもしれませんが、存在します。

理科大生ならだれもが知っている長万部キャンパス。長万部キャンパスは基礎工学部の1年生だけのために作られたキャンパスです。彼らは北海道の長万部町で一年間寮生活を送ります。主なイベントとしては登山、毛ガニ祭り、スキーなどがあり、なんとスキーをすると単位が取れるという話も。

またオシャマジックというのも理科大では有名です。
これには解釈の仕方が2つあり、一つは長万部で成立したカップルは必ず東京に帰ってきてから別れるというマジック。もう一つは北海道での寮生活を経て、学生としても人間としても劇的に成長して帰ってくるというマジックです。

最後に

多くの理科大生が感じているあるあるを紹介してきました。東京理科大学は忙しく、少し変わっているところは自身でも気づいていますが、それでも多くの理科大生は理科大のことが好きなのです。

もちろん筆者も例外ではありません。ここで述べた5つのあるあるは全て理科大の特色であり、理科大の良い点だと思っています。
これを読んで、少しでも理科大のことを知って頂ければ幸いです。