田舎だからって決して悪いことばかりじゃないんです!
大学生活というと、「都会で華やかな生活」をイメージする人も多いのではないでしょうか。
その一方で、大学は規模が大きくなればなるほど広大な施設・土地を必要とするため、キャンパスが比較的田舎に立地している大学もたくさんあります。
ブランドのある大学でも、学部によっては都市部から離れていることも多々あります。
今回はそんな「田舎」に位置する大学でのあるあるを、筆者の周りの経験者の声を元にして紹介します!
あるある①動物が身近にいる
山林部や僻地のキャンパスでは、野生の動物を見かける機会が頻繁にあります。
自然に囲まれ、食べ物や気候の恵みがあり、動物が自らのすみかを作りやすいためです。
筆者が通っていた大学周辺では、夜間に暗闇で光る目が見えて、一瞬「猫かな?」
と思って目を凝らすと実はタヌキだった…という経験が何度かありました。
また、湿地や川が近いと日没後の鳥の鳴き声に不気味さを感じることもあります。
動物は哺乳類に限らず、時にはアオダイショウなどのヘビも見かけます。
害のないヘビなので怯える必要はないのですが、爬虫類が苦手な人にとってはかなりビックリしてしまうかもしれません。
他にも、キャンパス併設の池の周りに鴨が集う光景や、キャンパス付近の道路脇の
歩道に馬が歩いているという場面に出くわすこともあります。
動物とのふれあいの機会があるのは田舎だからこそです。
特に動物好きの人にとってはうれしい「特権」になるはず!
あるある②畑・田んぼだらけの恩恵
広大な土地や農地のそばにぽつんとキャンパスがあるという大学も少なくないでしょう。
校舎を離れると一面田畑だけという光景や、教室を出ると時に強烈な堆肥の臭いが漂う瞬間からは「これぞ田舎」という印象を受けます。
しかしながら都会の人にはあまり見慣れないこの光景は、時によっては感動モノです。
例えば田植え前の初夏の水田にはレンゲが一面に広がり、稲刈りの時期には黄金に実った稲穂がきらめくなど、なかなか目にかかることのない景色を経験することができます。
また、近所の人に畑で収穫した作物を貰うこともありました。
その土地の人と仲良くなり、自宅で採れた食材を分けてもらったことがあります。
さらに最近では、大学周辺の地域で採れた有機食材で作った日替わりメニューの弁当をワゴン車や小型のトラックで屋台式にキャンパスで販売する業者も現れ始めています。
少々値段はしますが、生協の食堂と売店にしか食事のオプションがない田舎のキャンパスの学生からは体や舌に優しいサービスとして人気で、行列ができる日も多くあります。
こうした恩恵は田畑が多い田舎ならではなのかもしれませんね。
あるある③家賃が安い
田舎だと地価が下がり家賃が安いことが多く、下宿する人には大きな強みとなることがあります。
ワンルームや1Kなどの狭い部屋でも、都内や都市部だと多くの場合家賃が高額ですよね。
しかし、田舎では同じ家賃で広い部屋や新築の部屋などが見つかることも多いのです。
また、田舎に大学があることで下宿生のためにアパートが建つことも多いため、暮らしやすい部屋を簡単に見つけやすいというメリットもあります。
こうした家では大家さんが入居者に配慮してくれたり面倒を見てくれたりする場合もあり、
見知らぬ土地で1人暮らしを始める人にとっては心強く感じることもあるでしょう。
あるある④意外と「学生の街」として住みやすい
田舎に住む人は口をそろえて「遊ぶ場所が少ない…」と言うのをよく耳にします。
実際に田舎にキャンパスがある学生の遊び場は、最寄り駅のカラオケやダーツ場程度です。
服屋などの買い物スポットやボウリング場などの大型施設は多くはありません。
遊び場が少ないことで「つまらないなぁ」と思う学生もいることでしょう。
しかし、それは逆に言えば都会の喧騒を離れて静かな場所に身を置くことができるのです。
特に勉強に集中するには最適な環境であるともいえます。
街中だと夜でも物音が気になったり、トラブルに遭遇したりも多いかと思います。
そうした心配なしに勉強などに熱中しやすいというのは大きなメリットと言えます。
田舎は確かに何もないかもしれませんが、それはそれで中身の濃い毎日を送れるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「田舎」と聞くとどうしてもマイナスイメージばかり抱きがちになるかと思います。
ですが、勉強ややりたいことに励むために落ち着いた場所で過ごすことで、大学生活をより豊かなものに出来る人もいることでしょう。
折角ならそんな環境を味方につけて、楽しい「田舎」キャンパスライフを謳歌してみて下さいね!