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自分がしたいことは何?これから海外に出ることを考えている大学生へ
「将来は英語を使って仕事がしたい」、「海外で過ごしたい」、「新しい環境で成長したい」など、大学生のうちに一度は海外経験を持ちたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
一言で「海外に行く」と言っても、目的によってその手段・場所・期間は様々です。まずは自分が海外に行ってどんな事がしたいのか?その経験をどう活かしたいのか?を考えながら語学学校と大学留学、ワーキングホリデーのそれぞれのメリット・デメリットを比較しましょう。
大学生が語学学校に行くメリット・デメリット
メリット
- 語学力が不安でもレベル別で勉強できるため環境になじみやすい
- 留学生ばかりが同じクラスなので友達ができやすい
- ある程度プログラミングされているので現地でのサポートが充実している
デメリット
- 日本人が多い学校だと結局日本語で話してしまう
- ネイティブが先生しかおらず流暢な発音を聞く機会が限られる
- ホームステイや宿舎の場合、人や食事が合わないなどトラブルが起こることもある
語学学校に向いてる人は?
語学学校に来るのは英語圏以外の出身の人たちばかりなので、語学力に自信がない、 まずは現地に行って話せるようになりたいという人には語学学校がオススメです。
語学学校では、 通常の場合入学前や当日に語学力チェックのテストを受講し、その点数などによってクラス分けがあることが多いようです。それゆえ同じクラスになるのは自分と同程度の語学力の人たちなので「現地でも友達ができやすい半面、自分で積極的に学んでレベルを上げていく」という気持ちがないと、なんとなく日本人同士で話してしまったりと「語学留学」より「旅行」のイメージに近くなってしまいます。
また、語学学校の場合、ホームステイや寮に入ることがほとんどなので、人間関係や食事が合わないなどの問題で悩むこともあるかもしれません。
大学生が交換留学に行くメリット・デメリット
メリット
- 提携校であれば休学せずに卒業が可能
- 自分の専攻に沿った内容を英語で学ぶことができる
- 現地の大学生と交流できる
デメリット
- 提携先に留学するための学内選考がある
- 留学先大学の単位を取る必要がある
- 積極的に自分から活動しなければルーティンで終わってしまう
交換留学に向いてる人は?
現在大学生であることを最大限生かせるのがこちらの大学交換留学です。 自分の大学と提携を結んでいる留学先であれば、留学先で単位を取ることで通常と同じ4年間(または6年間)で卒業することが可能です。授業内容も自分の大学での選考に沿ったものが多いため、「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」ことが可能です。
その代わり、学内選考ではTOEIC○○点、TOFLE○○点などの一定の語学力や英語での面接が求められることが多く、準備する必要があります。また倍率によっては行きたい大学に行き辛かったり、現地で積極的に交流しなければなんとなく毎日学校に行って帰ってのルーティンになってしまうかも知れません。
大学生がワーホリに行くメリット・デメリット
メリット
- 英語を使って働くという体験ができる
- 自分で主体的にやりたいことができる
- 普段の学生生活では出会わないような人たちと交流できる
デメリット
- 行く場所、期間、働く場所など全て自分で決めなければならない
- 語学力がない場合、就労先が限られる
- エージェントなどを通す場合、費用が高額になる場合もある
明確な目標がある人はワーホリ!
ワーホリとは【ワーキングホリデー】の略称で、18歳から30歳までの間にしか使えないビザのことです。これは取得すると日本と提携を結んでいる国に長期間滞在し、観光、就業、就労し生活することが認められるのですが、現在日本はカナダやオーストラリアなど計20の国と提携を結んでいます。ワーホリで人気の就労先といえばレストランのウェイターやベビーシッター、ホテルの受付やツアーガイドなどがあげられます。しかし、働くといっても海外就職と違い、基本的に同じ雇用主の下では6か月までしか働くことができません。
これまで紹介した語学学校や留学と違い、何をどこでどのぐらいの期間学び、どんな仕事に就くかといった事は全て自分で選択することができます。
自由度が高く、海外に行くことを通して成長したい人にとっては最高の制度ですが、その反面、具体的にやりたいことがない、語学力に自信がないといった人には不向きと言えるでしょう。
やりたいことが明確な場合でも、それが実現できる就労先が限られる場合は紹介してくれるエージェントに払う費用が高額になることもあります。
大学生にオススメなのは留学
「大学生の間にとりあえず一度海外に行きたい」と思っている人にオススメなのは“留学”です。
ある一定の基準さえ満たせば休学せずに卒業することが可能なので、就職活動や友達と卒業年度がずれるといった心配もありません。また、提携先の国を日本人留学生が少ない国を選べば(例:北欧など)、必然的に英語を使う機会が増え、語学力の向上にも繋がります。
ただし、何より大切なのは「自分がやりたいことが実現できるかどうか」です。それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分の目的に合わせた海外生活を実現させましょう!