【都内のおすすめ博物館、美術館5選】密を避けて休暇を楽しもう!

東京都では2021年1月に再度緊急事態宣言が発令され、1か月間の自粛生活が求められています。そんな中で「密を避けつつ休暇を楽しみたい!」と思う人もいるでしょう。そこで今回は、密を避けながら休みの日を充実させられるスポットである博物館、美術館を紹介していきます。自粛期間中におすすめのスポットがないか探している人は、ぜひ参考にいただけると幸いです。

1. 江戸東京博物館

江戸東京博物館は両国駅からほど近いところにある、近代の歴史を主に扱っている博物館です。2020年1月時点の特別展は「古代エジプト展」をやっており、ベルリンの博物館に所蔵されていた貴重なコレクションを見られます。

今回展示されているものは「天地創造」をテーマにしており、その数はおよそ130点にも及ぶのだとか。常設展と併せると、丸1日かけても回りきれないかもしれません。古代エジプト展の目玉は、合計4メートル以上にわたる「死者の書」や、顔つきと模様がはっきりと見られる「パレメチュシグのミイラマスク」などがあります。

日本では初めて公開されるコレクションも多数あるため、海外に行ったような気持ちで、博物館に行きたい人にはちょうどいいかもしれません。興味がある人は、ぜひ足を運んでみてください。

参考:江戸東京博物館 古代エジプト展

2. 国立科学博物館

国立科学博物館は、上野公園内にある歴史が長い国立総合博物館です。展示されているコレクションは400点にもわたり、歴史をさかのぼりながらリアルな標本展示などを楽しめます。特に人気があるのは恐竜ゾーンで、大迫力の骨格標本や、原寸大に近いコレクションが間近で見られるため、知識がなくても楽しめるようになっています。

2021年1月末時点では「メタセコイア」という化石の特別展示をやっており、研究に力を入れてきた研究者たちの努力の成果と、化石からひも解く環境問題も学べますよ。国立科学博物館では、幅広く科学に関する展示品を扱っているため、理系でない人にもわかりやすく、見ているだけで知識が入ってくるような工夫がされています。

近くには動物園もあるので、デートに利用したり、友達と足を運んだりするのにもおすすめです。現在はウイルス感染防止のため、事前予約制になっているため、興味がある人は公式サイトを確認してみてください。

参考:国立科学博物館 公式サイト

3. 根津美術館

根津美術館は、渋谷区の南青山にある、日本の伝統的な展示品や庭園などがある美術館です。静かな雰囲気と、日本らしい和の空間や歴史について知りたい人に向いています。2020年1月末の特別展は螺鈿(らでん)を扱っていて、カラフルに光り輝く螺鈿と、それに関わる歴史について知られますよ。

螺鈿は貝から作られた装飾物で、見る角度によって色合いが変わり、見ているだけでも楽しめるでしょう。また螺鈿の歴史には中国や朝鮮、琉球が関わっており、国内外の文化や輸出入の事情なども学べるいい機会になります。

そして本館の外には緑あふれる庭園があり、複数の茶室やわび・さびを感じられる和のスポットを巡れます。美術館は敷居が高いけれど、庭園なら回りやすいと感じる人にもおすすめです。

参考:根津美術館 公式サイト

4. 三鷹の森ジブリ美術館

ご存じの人も多いと思いますが、三鷹の森ジブリ美術館は、ジブリ作品をテーマにしたエンターテイメント性の高い美術館です。映画の中で出てくる実寸大のキャラクター彫像や、実際にアニメ制作をしている際の様子が見て取れて、ジブリ作品の人もそうでない人も十分に楽しめるでしょう。

企画展示では、宮崎監督がアイデアとして出してきたオリジナル作品のスケッチや、映画を作るまでの作業手順などを展示した「手描き、ひらめき、おもいつき展」を開催しています。ジブリ作品の内容だけでなく、どのように大ヒットしたアニメ映画が作られるのか、その過程に興味がある人にもおすすめです。

三鷹の森ジブリ美術館は非常に人気が高いので、直接行って入れるわけではありません。事前にチケットを購入する仕組みになっているため、日時に余裕をもって予約してくださいね。

参考:三鷹の森ジブリ美術館 公式サイト

5. 国立新美術館

国立新美術館は、港区六本木にある外観がおしゃれで特徴的な美術館です。国内でヒットした映画「君の名は。」の登場人物が行ったといわれるカフェがあり、六本木らしいおしゃれな雰囲気を楽しめます。

近代的な美術館として幅広いジャンルの展示品を取り上げており、企画展では国内の名だたるファッションデザイナーによる、ファッションの歴史をたどる展覧会も予定しています。

2021年1月末では「DOMANI・明日展」を開催しており、震災やコロナウイルスの蔓延で閉塞的になった世の中を過ごしてきた芸術家たちの最新の作品を見られます。2020年以降の新しいアート作品を見たい人や、おしゃれな美術館で時間を過ごしたい人は、ぜひ友達や恋人を誘って行くことをおすすめします。

参考:国立新美術館 公式サイト

まとめ:人ごみを避けて、博物館や美術館で余暇を楽しもう

コロナ禍で人ごみを避けて、都内で余暇を楽しめる博物館や美術館を紹介しました。最新の情報を記載していますが、感染状況によっては営業日や時間帯が変更するかもしれません。行く前には、公式サイトで営業状況をチェックしてくださいね。

この記事で紹介した博物館、美術館は、アートなどに興味がない人でも楽しめるものばかりです。自粛期間もなんとか充実した時間を過ごしたいときや、密を避けて休日遊びに行きたいときは、ぜひ活用してくださいね。友達とのお出かけやデートにもおすすめですので、人との距離を保ちながら、歴史や作品に関する理解を深めて、楽しんでくださいね。