コロナ前後の大学生活の変化は?コロナ時代でも成功するために学生がやるべきこと

コロナウイルスの流行によって、大学生の生活はガラッと変わりました。コロナ禍の影響で、将来の漠然とした不安を抱えている学生は多いはずです。

この記事では、コロナウイルスの影響で起きた学生生活の変化や問題をまとめていきます。さらに、このコロナ時間を乗り越えて成功するために、学生がすべきことも合わせてご紹介します。コロナ禍の不安を乗り越えたい、コロナ時代でも学生の時間を無駄にすることなく過ごしたい人は必見です。ぜひ参考にしてください。

大学生のライフスタイルの変化・問題

コロナウイルスによって生活スタイルは変わりました。ここでは、「マイナビ2022年卒大学生のライフスタイル調査」によるデータを基に、コロナ流行の前後での大学生の生活スタイルの変化をご紹介します。

大学へ通う日数の激減

まず変わったことは、大学へ通う日数が激減したことです。「学校に週に何日通っているか」という質問に対して、全体の平均は1.8日でした。コロナの影響が出る前は週に4.1日~4.4日だったので、半分以下に激減しています。

特に文系の学生の平均が1.2日と少なく、さらに関東圏の学生は0.6日が平均と、週に1度も大学に通わない日もあることが分かりました。このように実際に大学に通い対面で学ぶ、という授業スタイルが少なくなりました。

バイトの収入減

2つ目は、大学生にとって重要なバイトの収入の減少です。昨年の調査では1か月の平均収入が3万9,473円だったのに対し、今回は3万3,559円と5,914円(-15%)減少しました。

また定期的なアルバイトをしている学生の週の平均勤務日数は2.7日で前年より0.2日減少し、1週間の平均勤務時間は13.4時間で前年より1.8時間減少しました。このように、大学での生活スタイルだけでなく、アルバイトへの影響も大きいようです。

1日のスマホ利用時間の増加

家にいる時間が増えたことで、1日にスマホを利用する時間が激増しました。全体の平均は、1日に3時間45分で、前年より26.9分増加しました。男子は平均3時間33分、女子は平均3時間51分で、女子の方がスマホを見る時間が長いことが分かっています。

スマホの利用時間増加の主な要因は、YouTube・動画鑑賞時間の増加と、SNS(Instagram、Twitter)を見る時間の増加です。また「今何に楽しさを感じているか」という質問に対しても、この2つが上位に入っていました。

コロナによって学生が抱える問題【精神面】

コロナウイルスの流行によって、学生の精神的面にも影響を与えています。

「孤独」を感じる学生の増加

オンラインでの授業の増加や外出自粛に伴い「孤独」を感じる学生が増加しました。株式会社マンダムが実施した「学生のおしゃれ・身だしなみに関する実態及び意識調査」によると、生活の中で「孤独を感じる」と答えた学生は、なんと過半を超えた52.8%でした。

さらに詳しく見ると男子が48.1%、女子が57.5%と、女子の方が孤独を感じている人が多い傾向です。このようにコロナウイルスの流行に伴って、半数以上の大学生が孤独に悩んでいることが分かりました。

就職活動への不安

コロナ禍の大学生が最も悩んでいるとしているのが、就職活動です。株式会社学情が22卒大学生に向けて実施した「就職活動の自信・不安」に関するアンケートによると、就職活動について「とても不安」と答えた学生が74.6%、「やや不安がある」と答えた学生が21.1%でした。

このことから学生のほとんどが就活への不安を抱えていることが分かります。外出自粛によって気軽に友人や先輩と会えず情報交換できない点や、これまでの当たり前の就活の在り方が通用しない点などから、不安に思う学生が多いようです。

コロナを乗り越えるために今学生がやるべきこととは?

今この記事を見ている学生は、コロナ禍でもどうにか学生の時間を有効活用したい、上手く乗り越えていきたいと考える学生ではないでしょうか?

ここではそんな学生に向けて、コロナ禍を乗り越え成功するためにすべき3つのことをご紹介します。

自分と向き合う時間を作る

コロナ禍で家にいる時間、人と合わない時間が増えることで、気分が沈んでしまうこと、孤独を感じることもあると思います。そんなときこそ、自分で自分を認めつつ、将来のことをじっくり考えるのがおすすめです。

コロナ禍、そしてコロナ後の世界で必要になるのは、ニューノーマルな世界でも「自分で考えて、行動できる人」「どんな環境下でも柔軟な対応ができる人」だと言われています。時間のある今だからこそ、じっくり自分と向き合って、今後の目標や何をしたいのかを時間をかけて考えてみてください。

何かのコミュニティに所属する

孤独で悩んでいる・悩んでいないに関わらずどんな学生にもおすすめしたいのが、何か新しいコミュニティに所属することです。コロナによって「人とのつながり」が重要視される中、オンラインコミュニティやオンラインサロンが増えています。

オンラインコミュニティ・サロンでは、オンライン上で新しい人脈を作ったり、同じ志を持つ・同じ趣味を持つ人たちと会話したりすることができます。特に最近では、オリエンタルラジオの田中さんのオンラインサロン、キングコングの西野さんのオンラインサロンは人気があります。

サロン以外にも大学のボランティアグループやサークルといったコミュニティでも良いと思います。これを機にコミュニティへの所属を考えてみるのはどうでしょうか?新しい刺激を受けられるかもしれません。

お金の勉強をする

コロナ禍の今だからこそ、お金の勉強することをおすすめします。日本人は、大人になってから勉強する時間は平均6分だと言われています。これは先進国の中でも最も少なく、特にお金についての知識のない大人が多いと言われています。

アメリカでは小学校から金融教育がされていますが、日本にはありません。お金について学んでいる人はお金を貯める・投資といった知識を付けてお金を増やすことができますが、勉強しない人は知識がなく、貧富の差が広がっています。

コロナ禍で「会社の正社員=安定」とは一概に言えない時代になったからこそ、お金に関する知識が重要です。大学生のうちからお金の知識・投資の知識を身に付けることをおすすめします!お金の知識は今後生きていく上で絶対に必要になるので、ぜひ勉強してみてください。

まとめ

今回は、コロナウイルスの影響で起きた学生生活の変化や問題、そしてコロナ時間を乗り越えて成功するために学生がすべき3つのことを紹介しました。

コロナウイルスによって、今までの当たり前は壊されましたが、だからこそニューノーマルな時代に柔軟な対応をしていくことが重要です。そのためにもこの学生の時間を活用して、やるべき3つのことに挑戦してみてください。