悩める大学生に送る。悩んだら大学時代に取っておくべき、将来役立つ資格6選

大学時代に資格を取っておこう

大学に入学した人の中には、「将来やりたい仕事もまだはっきりしないし、とりあえず勉強して進学しておこう」というような考えを持った人も多くいると思います。「1年2年のうちは遊んでおくべき!」なんてよく先輩に言われるかもしれませんが、将来どうなるのかがわからないと少し不安ですよね。夢も無いのに何をすればいいのかわからないという大学生は多いと思います。そこで今回は、とりあえず取っておけば将来役に立つ、多くの業界で重視されている資格を5つ、どのように役立つのかも含めてご紹介させていただきます。

大学時代に取っておくべき資格6選

①TOIEC   

まずは資格の定番TOIECです。国内の企業に就職したいのに必要なの?と思うかもしれませんが、実は上場企業の7割近くが選考の際にTOIECの点数を参考にしています。商社や、海外に支店を構える大手企業では、TOIECの点数で足切りしているような所もあり、就活が始まってから勉強を始めても間に合わないというケースも十分にありえます。新卒であれば600点程度が求められるレベルで、海外進出している企業であれば700点、大手商社であれば750点程度は取得しておきたいです。大学受験で真剣に英語を勉強した方ならば、TOIECの形式に慣れるだけで十分に600点くらいは取れると思います。試験は年に10回ほど実施されているのでまずは一度、挑戦してみてください!

 

②秘書検定

次にご紹介するのは秘書検定です。秘書検定というと馴染みが無い方が多いかとは思います。簡単に説明すれば、ビジネスの場面で求められる、言葉遣いや態度といったきちんとしたマナーを身に付けていることを証明する資格です。一般職を志望するならばこの人はマナーがしっかりしているということで、他の就活生と差別化することができます。2級であれば試験は筆記だけで、合格率も50%前後と取得難易度も高くないありません。秘書検定で求められる能力は、どれも企業に入社した後に学ぶことになるものばかりです。だったら先に勉強して就活のアピールポイントにしちゃいましょう。

 

③普通自動車免許

これって資格に入るの!?と思われるかもしれませんが、免許も立派な資格です。就活に役立つわけでは無いかもしれませんが、免許証は顔付き身分証明書として生涯役立てることができる数少ない証明書です。取得するのに最低2週間はかかってしまうので、大学生のうちに、それもなるべく早い学年で取っておくと良いでしょう。東京のような都会で取るとなると、予約が多い、料金が高い、路上教習の難易度が高い、というようなデメリットが多いので、仲の良い友人と、地方に免許合宿に行けば費用も安く、旅行も楽しむことができるのでそちらをオススメします。

【免許取りたい人必見】免許取得への早くて安い最短の道!!「免許合宿」は、あえて1人で行く!

2016.08.26

④日商簿記

経営や商業に関する学部であれば、3級程度の簿記が必修という大学も多いでしょう。しかしながら、授業でせっかく触れたのに試験は受けず資格を取らないでいる大学生は非常に多いです。3級でも、取得していればしっかり勉強をしていたというアピールになります。それだけでなく、簿記の知識を身に付ければ、企業の経営情報が書かれている財務諸表を読み取り、企業の良し悪しを見抜く力を得ることができるのです。就活で、うわべだけの業績にだまされたくないと少しでも思ったならば、簿記の勉強を始めることをオススメします。

 

⑤MOS

MOSとは「Microsoft Office Specialist」の略で、パワーポイントやExel、Wordを始めとしたツールを使いこなせていることを証明するIT分野では最大規模の資格です。今のご時世では、パソコンを使いこなすというのはビジネスマンなら職種に限らず必須のスキルで、大学でもレポートやプレゼンなど、役立てることのできる機会は割と多いです。そして、日本では「Exelで学ぶ仕事術」なんていう本が数多く出ていることからわかるように、Officeを使いこなせる人は仕事ができる!というイメージを持っているビジネスマンは結構多いです。受験者の割合は、社会人が多いことも考えると、資格を先取りしているというのは「デキる大学生」を演出する武器になるでしょう。

 

⑥SPI

TOIECに次ぐ、就活が始まって勉強しようと思ったら間に合わなかった勉強シリーズ第2位です(個人調べ)そもそも就活が始まらないとあまり馴染みが無いと思うので簡単に説明すると、SPIとはリクルートが実施している就活生の「性格」と「地頭の良さ」を調べるテストで、厳密にいえば資格ではありません。この試験結果の「地頭の良さ」の部分は主に、エントリー者が多い大手企業の足切りをするために使われます。なのでSPIができなければ、大学生活で如何に努力し、難しい資格を取っていたとしても一蹴されてしまう可能性があるのです。とはいえ「性格」の部分に正解は無いですし、「地頭の良さ」の部分は勉強して対策できるものではないとリクルートが公言しています。ただ、TOIEC同様、形式に慣れておくだけで、ある程度点数はスタートから底上げすることができるようです。大手企業に就職を検討している方は、就活が近くなったらSPIの対策をするということを頭の片隅に置いておきましょう。

 

***

いかがだったでしょうか?以上、6つをご紹介させて頂きました。これらの資格、名前は聞いたことがあってもどう役に立つのかまでイメージできていない大学生は多かったのではないでしょうか。とりあえず何か勉強はしなきゃ、資格取らなきゃ、と思い悩んでいる大学生は、ここにある資格の勉強をしておけば、将来何かしらの役に立つ可能性が高いです。千里の道は一歩からということで、コツコツ頑張ってみましょう。