大学のレポートや企業の企画書などの書類をパソコンで作成するのが、当たり前の世の中になってきましたね。高校までは調べごとくらいでしか文字を打っていなかったのに、大学生になっていきなり何千文字もレポートを書かなければいけなくなって気が遠くなったことなどありませんか?レポートを書く時間が少しでも短くて済めば、あれもこれも出来ますよね。この記事では作業効率に差が生まれる「タイピング」と「キーボード操作」の基礎中の基礎を紹介します。完璧にして、効率よく作業をできるようにしていきましょう!
(目次)
1.パソコン操作と効率性
2.キーボードの配置と正しくて速いタイピング
3.覚えた瞬間から作業効率が2倍になるショートカットキーベスト5
1.パソコン操作と効率性
この記事に関して、そもそもパソコン操作なんて必要最低限出来ているし今のままで良くないか?という声が聞こえてきそうです。もちろん、そのままでも問題はありません。しかしそのレベルで留まっているとあなたの「作業効率」は確実に周りと差が広がってしまいます。つまりはどういうことでしょうか?タイピングの速度を例として考えてみましょう。
文章を考える力はほぼ同じくらいの2人がいて、
Aは1分間に40文字、
Bは1分間に50文字、
打てるとします。
彼らの違いは1分間にたった10文字です。
2000文字のレポートを書き終えるのに、修正などを加えて恐らくおおよそ4000文字くらいの打数があるとすると、レポート1つにかかる時間は、
Aは4000文字÷40文字=100分
Bは4000文字÷50文字=80分
AよりBが20分早いです。
例えば一年間に前期と後期を合わせて6枚のレポートがあるとすればそれだけで1年で2時間、4年間で8時間の差がつきます。ここまで説明しても、もしかしたら「たった8時間」と思うかもしれません。
しかし現実にあるのはレポートだけではありません。学年が上がるにつれて、卒論やエントリーシート、就活時の企業へのメールなどパソコンで文字を入力する機会はどんどん増えてきます。もちろん社会に出てからはもっと必要となります。
だからこそ学生である今のうちから、作業効率を上げて周りとの差を付けるべきなのです。
2.キーボードの基本的な配置とその練習法
まずは、どこに何の文字があるかを覚えます。
その後、キーボードの手の置き方(=ホームポジション)を意識しましょう。
ホームポジションを覚えたら、次はどのキーをどの指で押すか?を意識しましょう。
今まで人差し指だけで打っていた方は5本の指を使って打つだけで、数倍タイピングが早くなります。初めのうちは慣れないかもしれませんが、それを乗り越えると素晴らしいタイピングスピードを手に入れられます。
また、母音を構成する「a.e.i.o.u」や、「て、に、を、は」などのように頻繁に使う文字の配置を優先的に覚えると効率的です。
3.覚えた瞬間から作業効率が2倍になるショートカットキーベスト5
それでは、覚えて損なし!なショートカットキーを5つに絞ってご紹介します。
第1位 コピー(Ctrl+C)
第2位 ペースト(Ctrl+V)
コピー機能では、Ctrlキーを押したままキーボードのC押すことで、選択している範囲をコピーできます。ペースト機能では、Ctrlキーを押したままキーボードのVを押すことで、コピーや切り取りを行った文章や画像を貼り付けることができます。Ctrlキーを左手の小指で、CやVを左手の人差し指で押すとスムーズに操作を進められます。
第3位 範囲選択(shiftキー+矢印)
shiftキーを押しながら矢印の上下左右を押すことで、指定する範囲を選択することができます。shiftキーは両端、矢印キーは右側にあるので、左手でshiftキーを押しながら右手で矢印操作をするのが便利です。選択してすぐに左手でコピー&ペーストを併せて行うことで作業が効率化されます。
第4位 全角カタカナ変換(f7キーもしくはCtrl+I)
意外と知られていないけれどお勧めしたいキーがこちら。カタカナって結構一発変換されにくいですよね?スペースキーを何度も押しながらカタカナを探すのって意外と手間になりませんか?せっかく変換キーを後半の方まで押してカタカナを見つけた!と思ったのに、一回多く押してしまってまた最初から探し直しなんてことありますよね。
カタカナ変換はf7キーで一発です!
第5位 一つ作業を戻る(Ctrl+Z)
作業を一つ戻りたいときに押します。こちらもコピーやペーストと同様に左手の小指でCtrlキーを押しながら、薬指でZキーを押しましょう。例えば間違って文章を消してしまった時や、文章を書き直してみたけどしっくりこない時などに使うと便利です。
いかがでしょうか?
いわゆる「デキる」人とそうでない人の違いは、こういう微妙な差からも生じています。たかがキーボード操作、されどキーボード操作。コンマ1秒の差だってチリも積もれば山となります。学生のうちからキーボード操作のコツをつかんでおけば、周りから少し「デキる」と思われるだけではなく、社会に出てからのスタートダッシュにもなると思いませんか?