【新大学1年生必見!】大学生になる準備、足りていますか?楽しい大学生活を送るために、単位に困らない対策をしよう!

大学生の本業は何ですか?

大学へ入学後は、どんな友達が出来るのか、どんなサークルに入ろうかなど様々な期待を抱いているのではないでしょうか。そんな楽しい面がある一方、学生の本業である「授業」に関して漠然とした不安を抱えている新大学1年生もいるのではないでしょうか。

多くの大学生が3年生や卒業間際になって進級や卒業が出来ないと大変な思いをする原因は、生活自体も成績の管理も自由度が高いという点に加え、入学時の情報収集が不足したまま学生生活を送っているという点が考えられます。

そこで今回は、あらかじめ大学の仕組みや単位制度を知り後々困ることが無いように、注意点をお伝えします!

大学生は自分で時間割りをつくる!

単位制ってどういうこと?

中学校や高校の場合は、卒業するために授業数の計算をしたり自分で時間割りを作成したり苦労する経験はあまりなかったのではないでしょうか。

そのような高校時代に比べ、大学では卒業するための条件として各大学で定められた卒業単位の修得が必須です。一言で卒業単位といっても、同じ大学でも学部や学科で異なる必修科目や基礎教養科目、語学科目、選択科目など幾つかの科目群が存在します。科目群ごとに習得しなければならない単位数が決められている場合が大半です。

つまり卒業するためには、すべての条件を満たすように自分で単位を計算しながら授業を選択する必要があります。各授業に与えられている単位数は、授業によって1単位、2単位、4単位と様々です。1年間で履修出来る授業数が制限されている大学もあるため、注意が必要です。

但し、授業を選択しただけで単位が取得出来る訳ではなく、授業で一定以上の評価を取らなければなりません。評価は試験やレポートなどの課題、出席日数などで決まります。そして、上述した大学によって定められている卒業単位を取得できていれば、晴れて卒業です。

忘れてはいけない落とし穴!?

上述したように、大学では今までのような全員一緒の時間割りは存在せず、1人1人が全く異なる時間割りであるという点が大きな特徴です。仲が良い友達同士であっても、それぞれ興味は違うので選択する授業は異なり、全く同じ時間割りは存在しません。そのため、自分の管理は自分で行わなければなりません。中には単位制の高校もありますが、大学ほど授業の種類が多く自由度の高い高校はほとんどないでしょう。

この話だけを聞くと自由度の高さに嬉しさを感じる人も多いかと思いますが、逆にこの自由度の高さが履修を組む際に最も悩まされるポイントの1であることは事実です。

大学の成績評価はシビア!?

高校までは試験で著しく悪い点数をとったり欠席過多であったりしない限り、留年の心配は深刻では無かったでしょう。仮に試験で赤点をとったとしても、補習や補講という形で救済措置が与えられていたはずです。

しかし大学はそこまで甘くありません。
大学によって異なりますが、成績はA~Eといった5段階の判断基準がありDやEなどの低い評価をされてしまうと、単位の取得が認められません。単位が取得出来ないことを落単と呼びます。優しい教授ですと落単の可能性があると補習課題などの救済措置をとってくれる場合もありますが、大半の教授は救済措置がありません。

さらに、同じ大学であっても成績評価の判断基準が教授によって異なる点も大学の特徴の1つです。出席確認はせず試験だけで評価をする場合もあれば、出席日数と試験結果の総合で評価をする場合があるなど様々です。
また、大学によっては大学側から最低基準が定められている場合があります。例えば「出席日数は全授業数の2/3以上である」という決まりがある場合、出席日数が不足してしまうと試験結果が100点であっても落単です。

以上のように、考えなしに授業を欠席したり情報収集を怠ったりしてしまうと落単し、最悪の場合は単位不足で卒業が出来ないなど大変な目に遭ってしまうかもしれません。

実際にあった成績評価の怖い話!

大学では、高校の頃のように教授や学校側が学生1人1人の面倒を見てくれるわけではありません。そのため、自己管理が甘くなり痛い目に遭った先輩方は沢山います。そんな先輩方の実話をご紹介します。

  • たった2度の体調不良で落単!?
    その授業は、成績評価の基準が出席のみでした。しかし出席確認をするタイミングは毎回ではなくランダムで数回行われ、1度出席確認の日に欠席をしてしまうと3回分の授業が欠席扱いになるという仕組みでした。
    そのため大半の授業を出席していても、出席確認の日に体調が悪くなったり寝坊したりすると、欠席扱いになってしまいます。その結果、先輩は運が悪く落単してしまいました。
  • あと1点足りず落単…!
    その授業は試験結果のみが成績評価に直結するという仕組みでした。極端な場合、1度も出席をしなくても試験で高得点を取れば単位が取得出来ます。ところが先輩は全ての授業に出席をしていたのにも拘らず、試験で合格点数に1点及ばなかったため落単してしまいました。
  • 就職先が決定したのに卒業出来ない!?
    ある先輩は、情報収集をせず大学の仕組みを知らなかったために卒業が半年遅れてしまいました。3年生まではしっかり単位を取得しており、4年生の時点で卒業までに取得不足の単位数は0という状況でした。そのため、4年次に1単位も履修しませんでした。しかし、その大学では1年間で最低1単位は取得しなければならない決まりがあったため、卒業単位が足りていても卒業が半年伸びてしまったのです。

まとめ

「あらかじめ大学の単位制度や大学の仕組みを知り、後々困ることが無いような注意点」についてお伝えしてきました。まだ入学前でなかなか大学の実態がよく分からない新大学1年生の皆さんに、少しでも有益な情報がお伝えできていれば幸いです。

サークルや恋愛など楽しいことに期待を膨らませつつ、卒業時に心から充実した大学生活だったと思えるよう、入学前は少しでも大学のことを知ることで華のキャンパスライフに備えて下さい!