格安SIMと大手携帯会社でiPhoneを使うならどっちがお得かガチ検証してみた

iPhone使うなら格安SIMとどっちがお得?

新しいiPhone10周年の発表が近づき、多くのiPhoneファンがわくわくしている中、最近SIMフリースマホを利用した格安SIMが話題となっています。

そこで、学生でなるべく携帯代を節約したいがiPhoneだけは譲れない、大手携帯会社から格安SIMへの乗り換えを迷っている、という人のために、格安SIMへの乗り換えで一体どこまで安くなるのか、長い目で見ると本当に得をしているのかどうか、SIMカードに乗り換えを決意した筆者が実際に検証してみました!

検証内容

今話題の格安SIMは、データ使用のみであればワンコインから利用できるものなど、これまでの大手携帯会社では考えられないくらい驚くほどの価格で販売されています。今回の検証で例とさせてもらうのは、利用者満足度がとても高く数々の格安SIM会社でも最安価を誇ることで有名な、あのDMMモバイルと、有名大手携帯会社au。また大手携帯会社で最新のiPhoneに機種変更した場合の契約縛りが2年間が多いことから、それぞれ2年間継続して使用した場合について検証してみました。

ここでは既にあなたが大手携帯会社のiPhoneを利用しているとします。そろそろ2年間の契約が終わり、SIMロック解除を済ませSIMフリーのスマホをゲット

最新のiphoneには興味がなく、今のiphoneを使い続ける場合であれば月額料金が安い格安SIMに乗り換える方が安いことは確実でしょう。

そのため今回検証するのは、

①2年が過ぎてまた最新のiPhoneが欲しいので、自腹でSIMフリーiPhoneを買い、格安SIMで月額を安く抑る場合

②大手携帯会社で2年間割高な月額料金を払いながらも、iPhone本体は実質タダに近くなるようなサービスを使う場合

の2つです。では、検証していきましょう。

格安SIMを2年間使った場合

DMMモバイルでデータ通信+電話機能がついているプランは、1GBのデータ料で1,260円から。若い人で動画などはなるべくWifi環境を使う前提であれば、3GBで十分とみなし1,500円だとしましょう。(7Gであれば2,560円)

しかし、実用的に使うには最低限の留守電機能(+290円)が必要となり、友人との通話はラインで済ませ、必要最低限の電話として月に60分話すとすれば、専用アプリ使用時10円/30秒計算で電話通話料が1,200円になります(アプリを使わなかった場合20円/30秒)

この計算で行けば、月々の使用料金は2,700円。これに消費税とかがプラスされるわけです。つまり2年間の使用でいくと、

月額利用料2,700円×24ヶ月=64,800円です。

新しいiphoneに興味がなく、大手会社との契約が終わると同時に格安SIMに乗り換え、あと2年今のiPhoneを使い続ける場合であれば、支払うのは使用量の64,800円のみと言うことになります。しかし、今回は大手会社の契約が済んだとともに解約し、最新のiPhoneをSIMフリーで自腹で購入する場合なので、+72,800円(iPhone7 32G 税抜)の出費。その後2年間使用し続けると、

iPhone代72,800円+2年間利用料64,800円=137,600円

また全て税抜き価格表示されていたため、税8%を足して計148,608円となります。

大手携帯会社で2年間使った場合

では大手携帯会社で2年間、割高な月額料金を払いながらもiphone本体は実質タダに近くなるような素晴らしいサービスがある場合を見ていきます。

大手携帯会社auのシュミレーターを使って、iPhone7の2年前のモデルiPhone6から7への機種変更の場合で計算してみました。

データ通信量は同じく3GB、また通話プランはなぜかかけ放題プランの方がデータ通信量が安かったので、あれこれ一番安くなる計算をした結果かけ放題プランに。必要最低限のものを重ねて、機種代もコミコミで6,212円(税込)という結果がでました。格安SIM利用時の2倍以上の値段です。これで2年間の利用を計算して見ると、

月額利用料6212円×24ヶ月=計149,088円(税込)

 

、、、あれ?

と思った方も多いのでは?

では結果を発表します。

検証結果

結局どっちがお得?

上記の計算をおさらいします。

格安SIM:データ通信量3GB、通話時間推定60分

大手携帯会社:データ通信量3GB、電話かけ放題プラン

①格安SIMに乗り換えて最新iphoneを自腹で買い2年間月額利用料を抑えた場合:

iPhone代72800円+月額利用料2700円×24ヶ月=137600円に税8%=148608円

②大手携帯会社で2年間割高な月額料金を払いながらも、iphone本体は実質タダに近くなるようなサービスに頼る場合

月額利用料6212円×24ヶ月=149088円

結果:

ほとんど一緒じゃん!!!!!!!!!

もちろんデータ使用量や通話時間によって料金は異なり、仕事などで電話をよく使う人ならば、むしろ大手携帯会社利用でのかけ放題プランの方がお得になってしまった!と言う結果も十分あり得ます。

しかし、格安SIMはあくまで大手携帯会社の回線を借りて使っているだけであるため、通信が混雑した場合には優先されるのは本家での契約者たちです。大手の方がやはり困った時にも手厚いサービスなどが受けられる利点があります。

また、今回は大手で下取りをした場合の機種変更と格安SIM仕様で下取りはしていない前提での検証でした。そのため、格安SIM利用の場合は昔のiPhoneを大手で下取りできない代わりに中古で売るなどしたら、さらに2万円ほど浮く可能性はあります。

おすすめなのは?

「電話をよく使う人」、そして最新のiphoneに2年ごとに更新ならば筆者は大手からそのまま乗り換えをしないことをお勧めします。

しかし、最新のiphoneには興味がない、もしくは変更は3年以上ごとでいい、なおかつ電話もそんなに使うわけではない、と言う人であれば断然、月額料金が安い格安SIMへの乗り換えがおすすめです。

また、留学や仕事で海外へ行く予定があり、「日本に連続して2年間滞在する予定がない人」にも格安SIMへの乗り換えをお勧めします。なぜならば契約が終わる前に使用を停止すればもちろん違約金がかかり、帰国後に継続利用するために一時停止するのにも一定の料金を支払うことになるからです。また、機種変更して半年がたっていなければSIMロック解除も不可能で、海外でその携帯を使用することはできません。それならば最初からSIMフリーを買っていた方が損をしないでしょう。

終わりに

今回2年契約縛りで検証した結果になりましたが、例えば毎年最新のiPhoneに更新する場合は毎回新しいiPhoneを購入することはかなりの費用になるので、大手会社のサービスを使った方がお得になる可能性が高いでしょう。みなさんも乗り換えをする前に、自分のニーズに合ったiPhoneの使い方を考えてみましょう。

参考:

DMMモバイル

au