ダラダラしてしまう大学生必見。目的意識を持つことで大学生活をより充実させるには。

目的を設定してより充実した大学生活を過ごすには。

「大学生にはなったけど、特に何かやりたいことがあるわけではない……」そんな大学生が多くいます。

ある調査会社が500人の学生を対象にアンケートをしたところ「あなたは、将来就こうと思っている職業がありますか?」という問いに対し、「ぼんやりとある」が40.2%、「ない」が22.6%という結果が出ています。また、「ない」と答えた学生のうち74.3%の学生が「自分のやりたいことがわからない」と答えています。

一方でこのアンケートでは、「あなたは、今楽しく生活をしていますか?」と聞いたところ、全体の73.6%の学生が「はい」と回答しています。ここからわかることは「将来に向けた明確な目的を持たずに、目先の楽しいことに満足してしまう」学生が多いということです。筆者も、目的設定を怠り衝動や楽しさを重視した行動選択をしてしまい、そして後悔するということを往往にして経験しています。

今回は、私たちがなかなか目的を持った行動ができず目先の楽しさを優先してしまうのは何故なのか、また目的を持つ事でどう変わるのかを紹介して行きたいと思います。

なぜ目先の”楽を優先する”のか

目的を持つ事で、その目的を達成するための課題や行動すべき事が見えてきます。そのため、何かをやり遂げる時には短期的にも長期的にも目的を定めることが大事です。しかし、人間は気を抜くと楽をしてしまう生き物です。

脳神経外科専門医である築山節(つきやま・たかし)氏は、前頭葉の働きが弱っていると欲求に負けて楽な選択をしてしまうと下記のように述べています。

前頭葉は情報を組み合わせて思考や行動を組み立て、運動野を介して体に命令を出すという脳の中の司令塔の役割を果たしています。前頭葉の体力が低下して指示を出し続けられなくなると、面倒くさい、楽をしたいという脳の原始的な欲求に負けやすく、主体的に仕事に取組み意欲が湧きづらくなります。

引用:http://systemincome.com/16103

このように、人間は前頭葉によって自己のコントロールをしているのです。その働きが弱ることによってより労力のかからない楽な選択をしてしまうと言えます。

例えば、私たち大学生の生活に落とし込んで考えてみると「1限の講義があるけど、眠いからサボってしまおう」というような、より自分が楽だと感じる選択をしてしまうこと事が多くありますよね。

大学生になると今までの高校生活とは違い講義の履修もアルバイトの幅も広がり、交友関係も増えるでしょう。行動の範囲も増え、飲み会や遊び、合コンなど様々な誘惑があると思います。そのような誘惑と他にやらなければならない事がある何か選択しなければならない状況で、より楽な方を選択してしまう事が実際の大学生活の中で少なく無いでしょう。

 

目的意識を持つ事で何が変わるのか。

自分自身がやりたいとわかっていてそれが必要だと感じる時、私たちは面倒な事でもやろうとします。先ほど「1限の講義があるけど、眠いからサボってしまおう」という「講義に出る事よりも、今寝た方が楽だ」と判断し、1限をサボるという例をあげました。しかし、仮に意中の人との初デートだったらどうでしょうか。サボろうとせずに早起きをし準備をするのでは無いでしょうか。

これは自分自身のやりたい事、すなわち「このデートで好印象を与えて継続してお付き合いをする」という明確な目的意識を理解しているから、行えることだと考えられます。

このように、自ら何かしらの目的を持って日々の選択を意識することで、面倒だと感じることでも実行に移すことができるでしょう。目的を意識せずに行動していると、ふと振り返った時に何のために行動しているのかがわからなくなる時があります。しかし、目的を設定して行動することで「これは●●のために行なっている」と自覚し、そのために行動する意欲が湧いてきます。

 

目的を持つことでより充実した生活を送れる?

また、スタンフォード大学 経営大学院のジェニファー・アーカー氏が、登壇したイベントで下記のような研究内容を述べていました。

ヴェロニカ・フタ、リチャード・ライアンという2人の研究者がある研究で、なにか1つのことをやる際に、半分の被験者に対しては日々意義を見出すように依頼して、目的意識を持つよう促しました。その活動は社会とのつながりを強化したり、すばらしいことを成し遂げようとしたり、あるいはしばしば努力を要求されるようなことで他者を助けるようなことでした。
3か月後、その被験者グループはネガティブな感情がより少なく、自身の社会とのつながりに対してよりポジティブな感情をいただいていることが報告されました。
目的意識を持つことが長期にわたって、ストレスの軽減や幸福感の促進につながることを示唆しています。

引用:http://logmi.jp/114436

普段の学生生活でもこのようなことは考えられます。例えば、毎日ただ講義を受けてはアルバイトをするという生活よりも、「今学期の成績優秀者に選ばれる」という目的を設定し、そのためには「講義に出る」「私語をせず前の席で講義を聞く」という目標となる要素が必要になってくるな、と考えることができます。

また同氏は以下のようにも述べています。

目的意識を強く持つことが、生きることに意味を見出し、健康を促進し、仕事への大きな満足感をもたらすことを研究が明らかにしています。

引用:http://logmi.jp/114436

目的を設定することでそこに付随する様々な要素に考えを巡らすことができるのです。そして、その要素や目的を達成するためにどんな行動をするべきかが見えてきます。これらのことを繰り返し行うことで、普段の締まりのない生活にもメリハリが付き、より充実感や幸福感の得られる学生生活を送ることができるのではないでしょうか。

学内の活動にせよ、学外の活動にせよ、人と話をしていると「この人しっかりしているな」と感じる友達や知り合いに出会います。彼らの普段の話を聞いてみると「目的を持たずに行動している」「楽なことを優先する」という人間ではない事がわかります。
学科の試験、資格の試験、ゼミ発表、アルバイトや学生団体での活動など、多岐にわたる活動の範囲がある大学生ですが、目的意識を持つ事でそうではない人に比べてより大学生活を楽しむ事ができるのではないでしょうか。

 

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このように、明確な目的意識があると人間は「面倒」なことでも実行する事ができます。また、目的を設定し、それを達成することでより充実した生活を送れることもわかりました。

大学生活ともなると、自由に選択できる事が広がり、どんな状況でも自分の意思決定がその後の自分を作って行きます。これを機に、しっかりと目的を持って学生生活を送ってみてはいかかでしょうか。

参考:

学生男女500人にアンケート 今楽しく生活している人は約7割 しかし、将来に対し不安がある人は約8割という結果に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000007774.html

目的意識の有無があなたの人生を左右する
http://logmi.jp/114436

築山節の名言・格言|面倒だと感じるのは、前頭葉の体力が低下しているからかもしれない
http://systemincome.com/16103

 




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