東大のイメージとは?
皆さんは「東大」にどのようなイメージを持っているでしょうか。変な人が多そう、みんな勉強しかしてなさそう、悩みなんてなさそう….果たしてそのイメージはあっているでしょうか。「さんまの東○方程式」を見て、変なイメージを植え付けられてはないでしょうか?
今回は東大生の僕が東大の本当のメリット・デメリットについて教えようと思います。
メリット
授業に出なくてもいい!?
実は東大にはシケプリという制度があります。これはなんと試験対策プリント(シケプリ)を頭の良い誰かさんが作ってくれるのです。つまり、授業に出なくても試験勉強ができちゃいます。ありがたい限りです。
さらに、東大は毎年3000人という莫大な数の新入生を迎えるため、人気授業になると大きな教室に人がいっぱいになります。この人たち全員の出欠を取るのは難しいので、出席を取らない授業もたくさんあります。そういう講義は、授業に出なくても良い成績が取れちゃうのです。一回も授業に出ずに「優」をもらうことも可能です。
講師系アルバイトで稼げる
東大生は講師系のアルバイトで稼ぐことができます。実は、ただ単に東大生というだけでテスト等受けずに塾講師になれることもあるらしいです。塾講は安いもので時給1500円から高いものだと5000円まであります。
そういうところでは短時間でガッツリと稼ぐことができるのでそこは特権かもしれません。
女子大生との関わりが多い
東大には多くのサークルが存在しますが、そのサークルの中でもインカレサークル(他大との合同サークル)が非常に多くあります。インカレサークルには様々な女子大の学生が入るため、他の大学生よりも女子大生との関わりが多くなること間違いなしでしょう。
みんな意外と普通
メリットで一番強調したいのはこちらかもしれません。昨今、某番組でおもしろい東大生が良くテレビで取り上げられたりしています。が、皆あのような感じではなく、意外と普通な人がほとんどを占めています(筆者もその一人だと自負しています)。
ですので、普通な交友関係が築けますので安心してください。もちろん、面白い人とも友達になれますよ!テレビで有名な東大生がよくキャンパスを歩いていますので(笑)
デメリット
また受験勉強?
実は東大には進学振り分け制度というものがあり、これが東大生を苦しめています。というのも、この制度は1,2年生の成績で行ける学部が決まってしまうという制度なのです。
元から行きたい学部がなかった人にとってはありがたい制度かもしれませんが、実際にはほとんどの東大生が行きたい学部は最初から決まっています。ですので、激しい受験勉強を終えた東大生にまた、行きたい学部に向けての激しい点取り合戦を起こさせる制度になってしまっています。
この制度によって1,2年の東大生は、あたかもまた受験勉強をさせられているような錯覚に陥ってしまうのです。
おかしい男女比率
東大の男女比率をご存じでしょうか?2016年の入学者の比率では女子がなんと19.54%です。つまり5人に1人しか女子がいないのです。
東大は文一、文二、文三、理一、理二、理三にわかれているのですが、工学部系に属する理一はクラス40名に対してなんと女子が2名しかいないこともザラにあります。こうなってくると大学生活4年間全く女子との関わりがないまま終わってしまう男子大生も少なくありません。
しかし!逆を言えば女子はモテますので、モテたい女子は東大がオススメです(笑)
授業の意味
これはメリット①と被るのですが、せっかく東大で学びたいと思い、頑張って入ったとしても期待通りの授業を受けられないことがあります。なぜなら、教師も学生が授業を受けずにシケプリ頼りで勉強をしていることを知っているので授業に力を入れない教師も多いのです。
ただ教科書を棒読みなど教える気がない教師も散見されます。これでは日本トップの大学の名がすたれてしまうと思いませんか?
他人からの変な扱い
東大生というだけで変な扱いを受けることが多々あります。バイトでは上司から妬まれ、いつまでたっても一人前として認めてもらえないという話もよくあります。また、逆に変に期待されてしまうということもあります。「東大生だからこのぐらい楽勝でしょ」といったように業務を丸投げされてしまうことも多いです。
世間の東大生はみな「『一応』東大に通っています。」と自己紹介することが多いのです。こう自己紹介して、普通の人だとアピールしたいのです。
最後に
このように、東大には意外なメリットとデメリットがあるのです。これらは実際に東大に入るまで私も知ることができませんでした。メリットばかりかと思いきや、多くのデメリットもあるということは、実際に入学してみないとわからないことが多いですよね。
これからは東大を「頭が良くて変な人がたくさんいる大学」としてだけ見るのではなく
「様々な悩みを抱えながら大学生活を送っている普通の人が通う大学」として見ていただけたら幸いです。