東大新入生必見!後悔しない前期教養の履修方法

東大の履修システムは複雑

この記事は東大新入生向けの記事です!ほかの大学の方は全く参考にならないかもしれないのでご注意ください…

筆者は去年まで東京大学の文科2類に属していました。東大の履修システムはとても複雑でわからないことだらけですよね。セメスターだったりタームだったり…わからない単語ばっかりで筆者も入学当時はわからないことが多く困惑することも多々ありました。特に僕の入学年度はちょうど履修システムが変わった年で、上クラに教えられることもなく自力で履修を作成したのでその点では今一番前期教養時代の履修システムに詳しいといえるでしょう。そこで、今回は迷える新入生に筆者の経験をもとに後悔しない上手な履修方法を教えようと思います。

 

空きコマを作りすぎない

今の履修制度では一学期約15コマしかとれないCAP制度がとられていますよね。その中で必修もあるため、選べる総合科目の数は結構限られてきます。そこで総合科目を選ぶ際には空きコマをつくらないように選ぶといいです。駒場キャンパスは渋谷や下北沢と近いこともあり空きコマに遊びに行こうと考えている人も多いと思いますが、実際はそこまで空きコマで遊びに行くことができません。なぜなら、105分授業で仮に1コマ開いているとしたら、渋谷も下北沢も移動時間に片道15分の往復30分かかるため、75分しか滞在することができません。その75分でできることといえば軽く買い物ぐらいで、がっつり遊ぶことはできないのです。その結果、結局駒場キャンパスに滞在して図書館で寝るなど無駄な時間を過ごしてしまうことが多くなってしまいます。ですので、空きコマを作ることは極力しないことをおすすめします。

楽単をいれすぎない

これは筆者の反省でもあるのですが、あまり逆評定に頼りすぎて楽単ばかりとらないほうが自分のためになると思います。筆者は一年の前期に総合科目や選択科目を興味もない楽単で固めてしまい、結局授業にでることなく結果として単位を落としてしまうことがありました。それでは学費を払って大学で学んでいるのに本末転倒だと思いませんか?ですので、自分の興味のある授業をできるだけ選択したほうがいいですよ。結果として単位や点数もそのほうが来やすいですし、充実した学業生活を送ることができます。

早い時期に詰め込みすぎない

一年のSセメスターやAセメスターで単位をとりきってしまおうと考えている人もいるでしょう。しかし、それはあまりおすすめできません。なぜなら、2年の前期があまりにもハリのない生活になってしまうからです。筆者も二年を暇にしようとして一年時に授業を詰め込み、二年時では週3コマでした。いわゆる文ニートですね(笑)最初はニート生活もいいのですが、どうしても大学にいかないとなると生活にハリが出なくなってしまい、時間を無駄に過ごしてしまうことが多くなりました。それよりは、週に10コマくらい入れるように履修を組んだほうが結局充実した大学生活を送ることができます。

総合科目はバランスよくとる

今年、僕の友達に履修ミスで留年してしまった人がかなりいます。その理由の多くは総合科目の取り忘れが多いです。必要単位数は大幅にオーバーしているのに総合科目E系列をとれていないため留年…などというエピソードをよく聞きます。

そうならないためには、一年時から総合科目の系列をバランスよくとることがおススメです。どうしても文系だとABC系列をとりたくなってしまい、EDF系列をあまりとらないということが多くなってくると思います。理系は逆ですよね。それでは、二年時にとりきることが大変になってしまいます。二年のSセメから入る予定の学部の専門科目が始まるところも多く、とりたい総合科目を取ることができないことも多々あります。ですので、文系科目も理系科目もバランスよくとっておくことが大切になってきます。

注意すべきは主題科目とL系列

履修システムで最も注意すべきなのは主題科目とL系列です。というのも、3年に進学するためにどちらも必ず一つは履修する必要があるからです、履修の手引きには書いてないのですが、L系列は普通に履修していても取りきることができません。英語中級で単位をとり、さらにもう一つL系列の授業をとらないといけないのです。(例えば、ヘブライ語など)ここは落とし穴なので二年で急いでとるようなことがないようにしましょう。また、英語中級の単位を落としてしまうと二年で大変になってしまうので注意してください(体験談)

主題科目も必ず一授業とらないといけないのですが、主題科目はほとんど抽選があるため、二年のAセメスターで抽選に落ちてしまうと留年になってしまうため、こちらも早めに履修しておけば安心です。

 

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筆者の反省から履修方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。もちろん、履修をどう組むかは個人の自由なので、自分が楽しく大学生活を送れるように履修を組んでください。楽しい大学生活を送れることを願っています!