コロナウイルスの蔓延により、さまざまな感染対策が必要とされた2020年。
外出時はマスクをつけることが当たり前となりました。
最近では、マスクの種類も増えていますが、実際に効果があるのかどうか不安に思う方もいるでしょう。
この記事では、マスクの種類による効果の違いや、コロナウイルスに有効な対策をご紹介します。
ぜひ、チェックしてみて下さいね!
目次
そもそもマスクってどんな効果があるの?
マスクは、ウイルスや細菌などの感染を防止する効果がありますが、その効果をもっとも発揮するのは咳やくしゃみのある方がマスクをつけている時です。
風邪やインフルエンザ、コロナウイルスなどの患者が1回の咳をすることで約10万個、1回のくしゃみで約200万個のウイルスを放出していると言われています。
マスクを装着することで、咳やくしゃみでウイルスが広がることを減少させる効果があります。
マスクには100%の予防効果はないため、マスクをつけていれば絶対に安心というわけではありません。顔とマスクの隙間からウイルスが流れ出てしまうからです。
マスクはコロナウイルスにも効果がある
コロナウイルスは咳やくしゃみによって感染することが分かっています。
コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、CDC(Centers for Disease Control and Prevention: アメリカ疾病対策予防センター)やWHO(World Health Organization: 世界保健機構)などのガイドラインの中でもマスクの装着が呼びかけられています。
咳やくしゃみでコロナウイルスが飛沫する数を減少させる効果だけでなく、マスクの装着でコロナウイルスを吸い込む量を減少させる効果もあります。
つまり、マスクをつけることで、「コロナウイルスをうつさない」「コロナウイルスにかからない」といった双方の視点で効果があるということなんです!
マスクの種類 は3つある
マスクの種類は大きく分けて3つあります。
ここからは、マスクの種類について解説していきましょう。
布マスク
布マスクのなかでも代表的なものはガーゼマスクです。
政府から配布されたマスクもガーゼマスクであり、見たことがある方が多いでしょう。
ガーゼマスクはフィルターがないため、ガーゼを複数枚重ねていることによって作られています。
そのため、ガーゼの目よりも細かいウイルスは通してしまうといったデメリットがあります。
ガーゼ以外の布で作られたマスクも同様です。
しかし、一定の効果があることは分かっている点や、洗うことで繰り返し使用が可能な点、色や素材などバラエティ性に富んでいる点は大きなメリットであるといえるでしょう。
不織布マスク
不織布マスクは、布でないマスクです。
使い捨てマスクというとイメージしやすいのではないでしょうか?
医療現場ではサージカルマスクと呼ばれ、使用されていますね。
不織布マスクは機能性が高く、うつさない・かからない双方のバリア機能を発揮します。
特に、サージカルマスクの場合は、細菌の濾過率(細菌を含む粒子がマスクによって除去された割合のこと。BFEという)が一定の水準(米国食品医薬品局では95%以上)を超えていることが規定されています。
市販の不織布マスクのなかにもBEFが高いものも多く、感染対策としてのメリットが大きい点が特徴です。
N95マスク
N95マスクとは、米国労働安全衛生研究所の提示するNIOSH規格に合格したマスクのことを指します。
厚生労働省では、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、新型インフルエンザ、結核菌といった脅威を持つ感染症の指定対策品の1つとしています。
咳やくしゃみなど、ウイルスを含んだ飛沫を防ぐことに高い効果を持つマスクです。
医療施設でも使用されることが多く、高い感染予防効果を発揮するマスクとなっています。
結論から言うと、マスクはどの種類でもつけていることで効果があります。
種類によって効果や性能の違いはありますが、マスクの選び方によってさらに効果が異なります。
ここからは、マスクの選び方を見ていきましょう。
1.素材や機能性
先ほどご紹介したマスクの素材から選択しましょう。
布マスクは選択して使いまわしが可能ですが、不織布マスクは使い捨てです。
経済的な面や、デザイン性の面から考えると布マスクが使いやすいと思う方が多いかもしれませんが、衛生面から使い捨てが好みの方もいるかもしれません。
あなたに合った素材から選択することが重要です。
また、不織布マスクの場合遮断ろ過率試験(PFE)といったマスクの性能を図る試験を行っていることがほとんどです。
PFEの基準をクリアしたマスクであれば、ウイルスを遮断する機能が高いという証明であるため、安心して利用することができます。
マスクを選択する際は、PFE を確認しておくと良いでしょう。
2.呼吸がしやすいかどうか
マスクの性能が良くても、呼吸性が良くないと意味がありません。
コロナ渦のなか、長時間マスクをつけて酸欠になってしまう人も多いようです…。
コロナウイルス対策のためにマスクをつけているのに、マスクのせいで体調を崩してしまっては意味ありませんよね。
マスクは、呼吸がしやすいかどうかもしっかりと確認しておくと良いでしょう。
とはいえ、マスクはフィッティングできないことも多いので、口コミなども参考にしてみてくださいね!
3.顔とフィットするかどうか
顔とマスクとの間に隙間ができてしまうと、どんな高性能のマスクでも感染対策の効果が薄れてしまいます。
最も重要なのは、マスクと顔のフィット性です!
顔とマスクがしっかりとフィットするものを選択するようにして見てくださいね。
最近では様々なサイズのマスクが販売しているので、あなたにピッタリなマスクと出会えるはず…!
しっかりとコロナ対策をして健康に過ごそう!
マスクはコロナ対策に有効です!
あなたに合ったマスクを選択し、しっかりと感染対策をすることが重要です。
特にマスクの選び方はしっかりと頭に入れておいてくださいね。
マスクをつけて健康に日常生活を送りましょう!