大学生って勉強するの?!高校生が考える大学生のイメージとは?

大学生は勉強以外の時間が多そう!

現在、日本の現役高校生の大学・短期大学進学率は54.6%、専門学校進学率は16.6%であり、大学・短期大学に進学した高校生の割合が大きくなっています。大学とは、高等学校もしくは中等教育学校を卒業した人が深く専門的に学問を学ぶために通う機関です。なので、自分の興味のある分野について知識を深めることができます。大学では、学問以外にも「サークル」と呼ばれる共通の趣味・興味を持つ仲間が集まった団体に加入し、充実した学生生活を送る人もいます。高校生の中にはこのような「キャンパスライフ」に憧れている人も多いのではないでしょうか。

しかし、それは単なる「憧れ」や「イメージ」で、実際の大学生はどのようなキャンパスライフを送っているのか気になりませんか?今回は、現役高校生の大学生に対する「イメージ」と実際に大学生が過ごしているキャンパスライフの「現状」を対比したいと思います。

勉強時間は?現役高校生から聞いた大学生のイメージ

① 「遊べる時間が多そう!!」


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「大学では、自分で受けたい授業を選択するから自由に過ごす時間が多そう!!」という回答がとても多かったです。確かに大学では自分で受けたい授業を選択し、自分で時間割を作成していくので、義務教育の時や高等学校での生活と比べると自由に過ごせる時間が増え、「遊べる時間がたくさんありそうだな。」と感じるでしょう。

しかし、実際では選択した授業で出された課題やレポートの作成に追われたり、テストに向けて日々勉強したり、意外と授業に拘束される時間が多いそうです。授業での評価もただ出席するだけでなく、課題やレポートやテストによって総合的に評価が付けられることもあるそうなので気が抜けません。授業の時間も90分と長く、集中力が試されます。授業を受けるだけでも疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。このような現状を考慮し、遊びも勉強も上手く両立していく必要があります。

②サークル活動が楽しそう!!


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大学といえば、「授業よりもサークル活動の方が充実しているのではないか?」と考える高校生が多いようです。大学生がSNSにてサークル活動中の様子をのせたりしているのを見ると「楽しそうだな」と感じるそうです。サークルにも様々な種類があり、「テニスサークル」をはじめとした運動系から「軽音楽部」などの文化系まで様々な種類があります。サークルに入ることで交友関係が広がり、たくさんの思い出を作ることができるそうです。時には学園祭にてお店の出店や発表会を開いたり、先輩に就職関係の相談に乗ってもらったり、サークルを通して恋人が出来たりなど高校生が想像している通り楽しい出来事がたくさんあります。

しかし、実際サークルに加入してみると自分が考えていたような活動をしていなかったり、人間関係のトラブルや予想以上に飲み会やイベントが多く金銭的にも体力的にもサークル活動を続けることが難しくなってしまうこともあるそうです。勉強とサークル活動の両立が厳しくなり、サークルを辞めてしまう人も多いようです。サークルに加入する前に一度見学をさせてもらったり、ある程度周りの人からの意見を参考にし、本当に自分がこのサークルで活動していきたいのか見極めることがサークルでキャンパスライフを謳歌するために必要なスキルとなってきます。

③就職活動が大変そう・・・。


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大学を卒業すれば多くの人々が会社に就職し、社会人として働き始めます。会社に就職するためには、まず就職活動(通称「就活」)をしなくてはいけません。就職活動のタイミングが卒業論文を書くための期間と被ってしまったり、志望している業界の内定がなかなか貰えなかったり、不合格の通知を受け取ったことで心の整理がつかなかったりと高校生がイメージする通り就活はなかなか大変なようです。100社会社の採用面接を受けてすべて落とされてしまったという人もいるそうです。

しかし、中には就職活動を通して社会の縮図を知ることができ、これから社会人として生活していくための糧となったと考える人や、自分が本当に好きなことややりたいことが再確認でき、改めて自分を見つめ直すきっかけになったと就職活動をして良かったと考えている人もいるそうです。プラス思考で考えてみると就職活動は立派な社会人として働くための大事な準備期間にとって欠かせないものなのかもしれません。
いかがでしたか?


大学の「イメージ」と「現状」の対比はいかがでしたか?高校生が大学生に対して抱くイメージと大学生の現状は、やはり少し違うようです。「大学生になると自由に遊べる時間が増えるのでは?」と考えている人は、大学には遊びに行くために通うのではなく、勉強をするために通うのだという本来の意味を忘れずにいることが大切なのではないでしょうか。

また、大学に通うためには多額の費用が必要です。家族の支えがあるからこそ大学に通えているのだという感謝の気持ちを忘れてはいけません。