古着が好きで、将来は古着屋さんで働きたい…自分でデザインした服を売りたい…手作りしたアクセサリーでお店を持ちたい…など、そんな夢はありませんか?将来、自分の好きなことを仕事にできるのは、一番の理想ですよね。近年では、インターネットが普及したおかげで、店舗がなくても商品の販売・購入が可能になりました。実は、オンラインショップ運営サイトを使えば、「今すぐにでも・誰でも・簡単に」、自分のショップを始めることができるのです。今回は、オンラインショップを始めるにあたって知っておくべき基本的なオンラインショップの種類、そしてそれぞれの利益の作り方について説明します!
オンラインショップは大きく2種類に分けられます。
①オリジナル製品を販売するオンラインショップ
例:アディダス、ユニクロ、IKEAなど各ブランドの公式オンラインショップ
②既存の他社商品を取り扱うオンラインショップ
例:アマゾン、楽天などの出店式eコマース(=電子商取引)や、Qoo10やZozotownなどのアパレルセレクトショップ
また、①と②を合わせたような運営をしているのが、BUYMAです。
BUYMAでは、それぞれのユーザーが個人で手作りしたものであったり、加工した古着などの販売が可能であり、個人輸入した既存の海外製品を日本のユーザーに向けて売ることもできます。しかし、これはBUYMAを利用する一般ユーザーが”販売者であり購入者にもなる、ECサイトとしてのプラットフォーム”であり、”運営側が販売者で、利用者が購入者というオンラインショップの形”とはまた違います。
そこで次に、そのオンラインショップの2つの形の立ち上げについて、①と②、それぞれどう違うのか、どのように立ち上げていくのかを詳しく説明します。
① オリジナル製品販売

オリジナル商品の生産方法:
自分で手作り
小物、アクセサリー、バック、着なくなった古着のリメイクなど。
OEMの利用、生産者との契約
自分でデザイン、企画したアイデアを元に、すでに知識とスキルのある生産工場に発注。
→OEMってなに?知識や技術がなくても自分でオリジナルブランドを作ろう!
または、ブランド化はしていないがすでに個人で生産販売している場所や人を見つけ、こちらがブランディング側として生産者と契約を結ぶ。(例:発展途上国の路上マーケットなどで販売されている手作りコスメやイヤリングなど。作っているのは現地の販売者。)
<特徴>
- 商品を一から全て自分のアイディアで作る
他に生産者がいる場合も、新商品の希望を伝え、オリジナル化することができます。 - すべての売り上げが自分の利益になる
かかる費用は原材料(生産者が別の場合人件費含む)のコストのみで、販売口も自分のショップであるため出店料を取られるわけでもなく、売り上げの利益は全て自分のものになります。 - 多少の初期投資額がかかる
最初に商品の作成費用がかかります。費用のほとんどかからない小さなアクセサリー、小物などの手作り商品であればリスクはあまり伴いませんが、オリジナルデザインのTシャツなど、工場に生産を頼む場合、ミニマムで決められた注文点数、または料金があります。ほとんどの大手の業者は、数百、数千点のきまりを定めていますが、幸いなことに近年では、洋服など1点の価格がそれなりのものであれば、10個からの小ロットで注文できる工場も増えています。そのため、商品にもよりますが、5万円から10万円ほどの初期投資で数十個の製品を作ることも可能でしょう。 - 時間がかかるため、最初に出せる商品が少ない
新しいアイディアは一人ではそんなにすぐには出てきません。特に最初にお店に並ぶ商品は数量になってしまい、多くの商品を取り扱う他のショップに比べると、集客も難しいと言えます。しかし、だからと言って顧客が全くいないわけではありません。ターゲット層を明確に持ち、これが好きな人、こういう思想の人には絶対に必需品となる!と言えるようなアイデアを持ち込めば、その市場における市場占領も不可能ではありません。 - 既に名前のあるブランドの取り扱いであれば、売れる可能性がある
マーケティングにそれほど力を入れなくても、すでに知られていてニーズは高いが一般の単品購入では入手が困難であるような(海外)ブランドを取り扱っていれば、国内のファンが購入してくれる可能性があります。 - 自分で商品製作を行わなくて良いため、時間や費用がほとんどかからない
自分に何も専門技術がなくても、ピックアップするセンスにだけ自信があれば、手間をかけずにクオリティの高い商品を販売できます。さらには自分がショッピングをしているようで、商品選びが楽しいというメリットも。 - ストック型:売れ残れば、売れ残った分は自己負担であり、大幅に売れる見込みを間違えてしまえば赤字になる可能性もある。
- 成功報酬型:自分のショップが無名であれば取引を了承してくれる会社は限られる。
- 共通:数を売らなければ自分の利益は少ない。
初期生産料が全くかからない代わりに、1点の売り上げ額のうち自分の利益になるのはほんの一部です。そのため、数を売る必要があります。
<リスク>
② 他社ブランドの取り扱いショップ

一番リスクのない、始めやすいものはセレクトショップです。
アマゾンや楽天など、お店側の意思で出店するのとは違い、バイヤーとして自分のショップで売る商品を他社商品から選びます。個人運営での特徴としては、日本で入手が困難な海外製品を海外から直接入荷し、日本国内で販売する(個人輸入転売)などが一般的に成功率が高いと言えます。日本の製品であれば購入者がわざわざ他のサイトを使って購入する必要がないためです。
このセレクトショップにも、大きく分けて2種類があります。
①事前入荷、在庫保持型
売れると見込んだ商品の事前入荷。全て売れることが前提であれば、商品を安く仕入れることが可能なため、市場価格で売れた時の自分への利益が高い。すでに手元に在庫があるため、注文後の発送もすぐに可能。
②在庫なし、成功報酬型
商品は手元にないまま他社の商品を掲載するだけで、自分のショップを通してその商品が売れるたびに売り上げ額の5−40%ほどのマージンをもらう仕組み。最初の投資額がかからず、出費のリスクはほとんどない。
また上記の他に、先に数個入荷しストックとして貯めておき、ある程度のシーズンが過ぎたら販売元に商品を送り返すという方法もあります。一番の理想ですが、そこまでの交渉は立ち上げの時期にはまだ困難でしょう。
<特徴>
<リスク>

いかがでしたか?
今回は、様々な種類、それぞれのメリット・デメリットを説明しました。難しいように見えるかもしれませんが、実はとても単純なことです。基礎の知識がついたところで、次記事では、実際の立ち上げの手順について説明していきます。お楽しみに!