意識高い大学生の作り方 読書編

これを読めば、意識高い!?〜大学在学中に読んでおいた方がいい本とは~

近年よく聞く、「意識高い」という言葉。みなさんはどのようにして解釈していますか?そもそもどういう人が意識高いのでしょうか??私は、毎日を「昨日の自分より一歩でも前に進む」というような、飽くなき向上心を持って日々を過ごしている人だと思います。そして、そういう人は例外なく(本人は気づいていなくても)キラキラしているものです。(ちなみにキラキラの定義は以下の文章に書いておきました)

実際、意識高い大学生になるには様々なアプローチがあります。その中でも少しアナログな匂いがする?本というツールを使って、見掛け倒しでない、真に意識高い大学生になリましょう!

単に、友人に意識高いねって言われるだけじゃ満足できない。真に意識高い大学生になりたいあなたに

まず何読もう……

『ビジネスマンの父より息子へ30通の手紙』

G.キングスレイ ウォード 城島三郎訳

知る人ぞ知る有名な本です。「タイトルにビジネスって入っているからよーまない」はもったいない!ビジネスに興味がなくてもスイスイ読めます。登場人物は、2人。古今東西の書物に精通していて、実業界で成功をおさめている父と、負けず劣らず優秀な息子です。

成長するに従って様々な壁にぶちあったっていく息子に、父は昔生きた偉人の言葉を借りて壁の乗り越え方を教えていきます。そのツールはなんと手紙。一度だけでなく、頭に染み込んでくるまでなんども読む価値がある本です。筆者も大学入学前に父からもらい、何度も暇な時に読み返しています。英語に自信がある人はぜひ、本の中で紹介されている書籍にもチャレンジしてみてくださいね!

未来のジブンにできることって……

『なぜ日本の大学生は世界で一番勉強しないのか?』

辻太一朗

このタイトルを見て、ドキッとした人もいるのではないでしょうか?

もっとドキッとすることが書いてあります。なんと、総務省によると日本の大学生は小学生よりも勉強しないらしいです。「大学生は遊ぶもの」今の時代その認識は、もう甘いのです。原因は何か?グローバル化です。今まで、日本の就職市場は国内の大学生同士で争う形をとっていました。

しかし、グローバル化の波が日本に波及してくるにつれて、世界の優秀な人材まで就職活動に入ってきています。4年間遊び呆けた日本の大学生と4年間みっちり勉強した海外の大学生の間には埋めようがないほど差が広がってしまう……。という冷や汗が出てくるような内容が書いてあります。

今までの自分を振り返るためには最適な1冊です。意識高い大学生ほど、こんな勉強して将来なんの役に立つのだろう……もっと違うことに時間を使った方がいいのでは?と考えがちだと思います。勉強を辞めるのは、まだ早いですよ!読んだら、講義の受け方が変わるかもしれません。

大学生って超自由!!!でもこの時間何に使おう……

『大学時代を後悔しないための52のリスト』

田口久人

まんまです。超意識高いです。少し窮屈だった高校生時代を終え、いきなり自由が与えられる大学生。この変化についていけていない大学生も多いのではないでしょうか?毎日なんとなく過ごしていたら、気がついたら4年生になっていた…。というような怪談は巷に溢れていますよね。そんなの嫌だ!と思う人は、なるべく早く出会っていただきたい本です。

この本の特徴として、ご丁寧に大学生終了まであと何日か数えられる年表が付いています……。少し勇気が入りますが、計算することをオススメします。私は計算して、日々忘れないように手帳に書いています。一度しかない大学生活、貴重な時間をあなたはどう使いますか?

ジブンってどんなオトナになりたいだろう……

『がんばれ仏教』

上田紀行

ん??仏教?そんな声が聞こえてきそうです……。無宗教の人が多いこの時代に仏教?そう、仏教です。仏教に興味なくても読むべきです。中身は仏教中心というより、キラキラした大人のノンフィクションです。私が考える、キラキラというのは、毎日を全力で楽しんでいて、そのお楽しみパワーを周りにおすそ分けでできる人のことです。

その人の全身から溢れ出ているキラキラパワーは無敵です。周りの人をどんどん巻き込んでいつのまにかその人を中心として輪が広がっています。職業の枠を超えて、様々な取り組みをしているお坊さんたちの姿にきっと心が動かされると思います。そしてそんな大人の姿を見て、なりたい将来のジブンが定まって、未来の自分にも感謝されるかもしれません。

大学生という、そろそろ将来を考え始めなくてはならないポジションにいる私たちにとって、社会に出るのって嫌だな……と感じる人も少なくないと思います。この本で輝いている大人の姿を読むとそんな仕事感が変わるかもしれません。ほんの少しでも、前を見て見たい意識高い大学生にとってとても良いモデルであることは間違い無いでしょう。

遊び=悪なのかな???

『遊ばない社員はいらない』

高島郁夫

みなさんは、バルスという会社をご存知でしょうか?Francfrancといえば分かっていただけると思います。言わずともしれた有名なインテリアショップですね。この本は、その社長である高島郁夫さんがご自身の理念や生涯について書かれたものです。「バルスは自分の作品だ」と述べている高島さん。そんな高島さんの会社にかける想いのアツさは、本当にかっこいいです。

ちなみに私のお気に入りの言葉は、「人生は終わるまで負け犬でいい」です。うまくいったからといって調子に乗らず、もっともっとという貪欲さを持つべきだと……。シビレますね!周りから蔑まれた時でも、いつか見とれや!と歯を食いしばって耐えて努力する、某少年漫画の主人公みたいにアツく生きてみたいものです。

起業を将来夢見ている大学生のみなさんだけでなく、意識高い大学生なら押さえておきたい本ですね!

終わりに

最後までおつきあいいただき、ありがとうございました!

今回のテーマは、「意識高い大学生になるために」。大学生による、大学生のための処方箋としてお届けしました。IT技術が発達した現代で、本というツールは主流じゃないかもしれません。しかし、ずっと前から生き残ってきたものというのには、残るだけの価値があるのです。

意識高い大学生たるもの、その良さをも意識して自分でツールを選べるようになるべきだと思います。「本を読む」、この作業はインプットです。真に意識高い大学生になるには、自分の言葉で内容を説明できるくらいになった方が良いですね!いわゆるアウトプットというやつです。かっこいい、意識高い大学生になるために、ぜひ本というツールを利用してみていただきたいと思います。