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バイト先?学校生活?うまく人と関わるためのあれこれ
人間関係の悩みって絶えませんよね。私たちは、日頃からアルバイトやインターンなどの仕事面や学校生活、私生活などにおいて必ず人と関わって生活しています。そんな中「新しい人と会う予定があるけどめんどうだなぁ」「今日はあの人と会うのかぁ……」というようなブルーな気分になることも多いですよね。
そんな人間関係の悩みと日々戦っている現代の若者にとって、どのようにその悩みと付き合うかというのは大事なテーマだと思います。今回は、筆者がおすすめする「人間関係を円滑にする」ちょっとした工夫をご紹介します。これで、人間関係の悩みをうまく解消していただけると幸いです!
ちなみに、大学生向けに友達関係の悩みを解決する内容の記事もあるので見てみてください。
人間関係の全ては第一印象から!
第一印象はとても重要だということは、みなさんも日頃の生活からお分かりだと思います。「TED Ed Lessons Worth Sharing」の中でピーター・メンデ=シェドレツキ氏はこう述べています。
「私たちは他人の言動から素早くその人の印象を形づくり長く持ち続ける。私たちは難なくこれをやってのける。たとえばその人の汚い言葉やぎこちない足取りなど1つの行動から印象を頼りに、人々がどのようにこの先行動するか性格に予測できるのだ」
上記のように、相手にとって一番最初に「あなた」を見る時の印象がその後のあなたの全ての印象に影響するわけです。ですので一番最初の「身だしなみ」「姿勢」「笑顔」はとっても重要なポイントになりますね。
対人関係どこにおいても「第一印象」を意識することをおすすめします!!
人間関係の肝は「相手の立場に立ってみる」こと!
曖昧な言葉には要注意!
よく、日本人は時間に関して神経質と言われています。その一方、時間を表す日本語には、曖昧な言葉がたくさんあります。例えば、「後ほどお電話差し上げます」「今日中に伺います」「少々お待ち下さいませ」などなど。ビジネスや飲食店など、老若男女問わず日常的に使い、良く聞く言葉です。
しかし、「後ほど」「少々」「今日中」っていつですか?
5分後、1時間後、1週間後、というように、状況や人によって大きく変わってきます。
人間の心理として、「1時間後」と言われても、30分後ぐらいから待ち始めるものです。ですので、30分前から待ち始めて、1時間後にきちんと返事がきても、相手にいい印象は抱きません。(ちゃんと約束した時間以内でも)
逆に「1時間以内には」と伝えておいて30、分後に返事がくれば「早いな」と言う印象になります。このような言葉を使う時は、日本人お得意の「受け取る側への配慮」をもって、長めに伝えておく必要がありそうです。
相手が安心できるように伝える
私はレストランでアルバイトをしていますが、こんな状況がよくあります。
「お店が混んでいて、料理を運んでいる最中にお客様から呼ばれてしまうが、周りに手の空いてる対応できる人がいない」
そんな時私は、「すみませんが、少々お待ちいただけますか」とよく答えています。しかし、お客様からすれば「少々ってどれくらいだろう」と感じる人がいるかと思います。中には「少々お待ちください」という言葉で、流されているように感じてしまう事もあります。
そのような時に、何分待ってとは言えませんが、ある一言付け加えるだけでいくらかは受け取り方が変わるのではないでしょうか。例えば「只今混みあっておりますので、順番にお伺いいたします」という言葉です。このように伝える事で、簡単ではありますがお客様に状況を説明する事ができるので、より丁寧になります。
仕事の場面でも、何かお願いされた時などに、自分の持っている仕事の中で優先順位を考え、後回しにすることがあると思います。そんな時に「分かりました」だけではなく「今途中のものがあるので、次にやります」と伝えられた方が、頼んだ側も安心感できるように感じます。
名前を呼んでから会話をする
私は名前を覚える事がとても苦手ですが、名前を覚えていてもらえると、とても嬉しくなります。
例えば入学したばかりの1年生の頃、こんなことがありました。
大学のサークルに入り、お互い自己紹介をして、他の1年生やたくさんの先輩方とお話をしました。正直、たくさんいすぎてインパクトのある人3人くらいしか覚えられませんでした。しかし次にサークルに行ったとき、1回目では挨拶だけだった先輩方も、みんな名前を呼んで声をかけてくれました。
「人間は基本的に自分が好き」だと私は思っていて、だからこそ他の人だけではなく、自分を認識してもらえると嬉しくなるのではないかと思っています。もちろん社会に出ても、1度名刺交換をした人や大切な人に対しては、「お久しぶりです」というよりも「○○さん、お久しぶりです」のほうが些細な事ですが、圧倒的に印象はいいと思います。
アルバイトや仕事に関わらず接客をするということは、少しでも相手の立場に立って考えることができるかどうかがポイントだと私は思っています。
そんなこと知ってるよと感じるかと思いますが、実はもっと難しく深いです。本当に気が使える人は、そんなことまで……というところまで考えています。相手を思いやって言葉にしたり行動することで、相手が受け取る印象はかなりいい方へ変わるはずです。ぜひ参考にしてみてください!
相手に興味を持ってみる
よく、「九州の方の人や海外の人は時間にルーズ」なんて言います。実は両者とも、仕事の際は時間を守るのは一般的だそうで、「博多時間」に関しては、こんな話があります。
商売第一の博多商人の家を訪ねる時、約束の時間より前に行くと、お客の迎え入れ準備をしている相手に迷惑をかける。こんなことから、飲み会などでは、あえて約束時間に遅れて行く習慣が根付いたともいわれています。
時間にルーズと言われる九州の人は、自分をのんびり屋だと思う人が多いようで、九州出身の母親も、同じことを言っていました。飲み会で1時間の遅刻は茶飯事といいますが、「19時も20時も同じ夜」とするように、時間の捉え方が違うんですね。
ビジネスが中心の都心では、気を遣う場面が多すぎて、時間に厳しい感覚が常識化しているのではないか?と思います。このような環境で生活していれば、休みの日も「せっかくの休日を無駄にしたくない」という思いから、時間に厳しくなってしまうのは自然な流れとも感じます。
地域性や県民性と言われればそれまでですが、プライベートの時くらい、縛りのない自由が許される空間があるというのは、素敵だと思います。
行動や考え方がずれている人とは距離を置いたりしがちですが、どうしてそう思うのかを考えたり、聞いてみる事をおすすめします。そうする事で、意外と分かり合えるなんて場合もあります。日本だけに限らず、世界まで視野を広げると、もっとたくさんの考え方や習慣があります。グローバル化と言われる今だからこそ、「相手に興味をもって受け止める」事をしてみてほしいと思います。
まとめ
筆者がおすすめする「好印象をゲットする」ためのポイントは、
- 第一印象をつかむ。
- 曖昧な言葉で待ってもらうときは、長めに伝える。
- 相手の立場になって考え、一言添えて状況を伝える。
- 名前を呼んでから会話をする。
- 相手に興味をもって受け止める。
の5つです。ぜひ参考にしてみてください!!
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